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2007年02月26日

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シンポジウム「どうすればいいの?障害者雇用」

070320.jpg以下のようなシンポジウムを労協センター事業団が準備しています。協同総研としてもこのシンポの元となる調査に関わっています。ぜひ、皆さんご参加下さい。



●シンポジウムのお知らせ

 「どうすればいいの? 精神障害者雇用」 ~東京都足立区

 昨年4月より障害者雇用率に精神障害者が算定されるようになりましたが、雇用の促進についての情報が少ないことや、雇用について不安を抱く企業も少なくありません。
 今回、精神障害者の雇用を促進する目的で「どうすればいいの? 精神障害者雇用」と題してシンポジウムを開催いたします。
 精神障害者の就労に関心をもたれている方、企業の雇用担当の皆様と一緒にこの問題について考えてみたいと思います。
 多くの方々のご参加をお待ちしております。

●シンポジウム概要

■日時 3月20日(火)13:30~17:00(13:00開場)
■場所 足立区生涯学習センター 4階講堂
(足立区千住5-13-5(北千住駅西口徒歩15分)
■主催 足立区
■後援 ハローワーク足立
■運営 企業組合 労協センター事業団
■お問合せ先 足立区地域生活支援センター
TEL:03-3883-7177
■申し込み不要・入場無料・先着200名

シンポ内容↓↓

■式次第

13:30 開会

13:40 基調講演 「支援があれば、働ける」 -ストロークの実践から

    株式会社ストローク 代表取締役 金子鮎子さん

14:30 精神障害者の雇用マッチング調査報告

    *足立区内企業約1200社と当事者300名の雇用・就労に関するアンケート報告

15:00 リレートーク「みんなで考えよう! 精神障害者雇用」

   【コーディネータ】 
    松為信雄さん(東京福祉大学教授)

   【パネリスト】

    石川 誠さん(株式会社いなげや 人材開発部リーダー)

    石川 和子さん(社会福祉法人あしなみ理事長)

    森松信夫さん(東京都立精神保健福祉センター調査係長)

    熊倉雄二さん(ハローワーク足立統括職業指導官)

   【コメンテーター】

    金子鮎子さん(株式会社ストローク代表取締役)

17:00 閉会

2007年02月15日

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韓国「社会的企業育成法」全訳

以前のエントリーでご紹介したように、韓国で成立した社会的企業育成法の翻訳が完成しました。

社会的企業育成法 第1条(目的) この法律は、社会的企業を支援し我が社会で十分に供給されていない社会サービスを拡充し新しい就労を創出することにより、社会統合と国民生活の質の向上に寄与することを目的とする。
以下、全訳はこちら>>>
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ニート・社会的ひきこもり集会に参加しました

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 2月11日、三鷹で行われた「第2回ニート・社会的ひきこもり支援者全国実践交流集会」に参加しました。午前中はパネルディスカッション「若者支援の現状と課題」です。印象に残ったことは、「自立よりも参加の支援が必要」(文化協同ネットワークの佐藤洋作さん(協同総研理事))、「当事者の生存権、発達権が守られる支援であるのか」(大阪体育大学助教授の山本耕平さん)、「企業も地域の中で生活しているのだから、若者を正規雇用して育てるべき」(三鷹ハローワーク廣瀬誠人さん)、「ひきこもりには複合的な要因があるから、地域の中での組織ネットワークが必要だ」(放送大学の宮本みち子先生)という言葉でした。
 午後はテーマ別実践交流会で議論を深めました。私が参加した「仕事づくりと雇用」の会では午前の議論を受け「①企業以外の場所でどう働く場を作っていくのか、②失敗が許されない、長時間労働の職場環境が展開されている社会をどうするか、③働く場と支援の場をどうつなげるか」について考えました。

 労協からは東京事業本部の高成田健さんが、非効率だけど常勤・非常勤皆で話し合い、地域の中で仕事を広げる労協のあり方を話し、若者自立塾の小椋真一さんは、「若者の受け入れだけではなく、卒塾生みんなで地域に必要な仕事を起こせれば」と希望を語りました。
 協同総研の会員でもあるNPO法人「結」の黒田誠さんも報告者として、誰もが安心して住めるまちづくりを目指して食事配食「浪漫亭」を設立し、シングルマザーや障害者、若者を受け入れてきた過程を話しました。
 他には中小起業家同友会の小柳忠章さんが企業の視点からの若者の採用について語り、障害者の生活と労働を支えてきた麦の郷の田中秀樹さんが、麦の郷の仕事開発の特徴などについて話しました。
 会場からは、活動の後継者をどう育てるのか、どのように仕事をおこしていくのかについての質問がありました。議論からは、若者だけではなくて皆が地域で生活できること、人が発達する職場づくりをすること、社会全体でお金を得ることが厳しくなっているので、横のネットワークをつくり政府に働きかけていく必要があるといった意見が出されました。
 二日目には、協同総研会員のNPO法人くらしえん・しごとえんの鈴木修さんが「ジョブコーチングの方法」で講師を務めました。
 私は若者の支援には直接関わっていませんが、若者の立場(26歳)から、こんなにも多くの方が若者の支援に試行錯誤しながら活動し、この社会に疑問を投げかけ、若者の人間的発達や社会参加について考えていることに驚きました。私は前の会社では「全て自分次第、自分を高めろ」というプレッシャーの中ひたすら努力をしました。1年しかいなかったけど、深すぎて一番印象に残っている1年です。逆に仕事ができない人はその人に原因があると思っていた節がありました。しかしこの集会に参加して、こんなに多くの支援の輪があることを知り、多くの苦しんでいる若者(宮本先生が指摘した「情報のない若者」)にもこの支援の輪の存在を知らせたい、自分を責めないで欲しいと思いました。

2007年02月14日

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いま「協同」を拓く2006全国集会in兵庫 報告集できました

報告集06昨年11月に神戸市で開催した、『いま「協同」を拓く2006全国集会in兵庫』の報告集が出来ました。
B5版168Pです。お求めは協同総研まで。

内容はこちら↓↓

<全体集会>
オープニングアクト
2
 
開会のあいさつ 足立 明 (兵庫県高齢者生活協同組合理事長)
4
 
来賓あいさつ 齋藤富雄 (兵庫県副知事)
6
 
矢田立郎 (神戸市長)
8
 
記念講演  大震災が教えたこと~21世紀社会への方位~ 野尻武敏 (神戸大学名誉教授)
10
 
         
リレートーク
 
 やらされる働き方から地域に必要とされる働き方へ 国枝哲男 (NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸)
23
 
 障害者の尊厳と就労について 伊藤柳子 (社会福祉法人すいせい)
26
 
 兵庫県豊岡市 コウノトリ野生復帰~豊岡の挑戦~ 奥田清喜 (兵庫県豊岡市助役)
31
 
 「たべもの」から「協同と労働」について考える 本野一郎 (JA兵庫六甲)
36
 
 市民自身が地域の再生、まちづくりの担い手になる時代を 田中羊子 (ワーカーズコープ・センター事業団)
41
 
         
基調講演  人間回復・地域再生を拓く協同 神野直彦 (東京大学大学院教授)
46
 
全体集会のまとめ 菅野正純 (日本労働者協同組合連合会理事長)
60
 
参加者の感想
62
 
     
<分科会>
 
1)協同の価値~社会的排除・社会的孤立の克服 菊地 謙 (協同総合研究所)
64
 
2)協同の価値~新しい公共とコミュニティビジネス 相良孝雄 (ワーカーズコープ・センター事業団 東京事業本部)
71
 
3)協同の価値~労働の人間化とディーセント・ワーク 青木未知 (協同総合研究所 )
80
 
4)協同の価値~震災後の検証 真の復興・本物の再生 北田 訓 (神戸労協)
87
 
5)高齢者・団塊の世代の仲間づくり、仕事おこし 中川太一 (兵庫県高齢者生活協同組合)
93
 
6)自分らしく生きること 若者の労働と自立を語り合う 花崎昌子 (ワーカーズ・コープセンター事業団 関西事業本部)
98
 
7)徹底討論~どうする?どうしたい?わたしたちの地域福祉 相原紀子 (伊丹労働者協同組合)
105
 
8)障害者の就労支援と協同労働 甲把正一郎 (伊丹労働者協同組合)
109
 
9)地域で担う協同の子育て・教育 田中紀代子 (ワーカーズコープ・センター事業団栗東事業所)
117
 
10)これでいいのか日本の『食』と『農』 川上健太 (ワーカーズコープ・センター事業団 関西事業本部)
125
 
11)文化が育む地域といのち 柿本助宝 (兵庫県高齢者生活協同組合)
133
 
12)緑と環境のまちづくり・仕事おこし 高木哲次 (伊丹労働者協同組合・生活総合事業部)
140
 
13)日韓交流~協同の地域づくり・仕事おこし・福祉活動 崔 誠祐 (関西学院大学大学院、社会学部社会福祉学専攻、研究員)
147
 
<実行委員会のまとめ> 藤田由紀雄 (兵庫県高齢者協同組合)
160
 
資料
166
 
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英国CICsの登録数は依然拡大

eng_SE.jpg昨年9月のエントリー「CICsの登録はすでに400団体へ」でお知らせしたように、制定後1年を経た英国CICs(コミュニティ利益会社)法の登録数は、その後も増え続けており、07年1月の段階で約700にまで拡大しています。
協同総研岡安専務の作成した表(pdf)がありますので、興味のある方はどうぞ。
「イギリスCIC設立状況(05年8月~07年1月)」(pdfファイル)

2007年02月10日

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韓国・京畿広域自活支援センター来訪

韓国訪問時にも訪問してお話を伺った、京畿広域自活支援センターの方々9名が、2/5より研修で来日し、2/7(金)の夜、協同総研にも訪問されました。通訳&コーディネーターは、協同総研の韓国訪問でもお世話になった姜乃榮さんでした。


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まず、菅野日本労協連理事長のあいさつがあり、労協・協同総研の事業と社会的企業についての説明を行いました。韓国側からは「日本における社会的企業の状況は?」等の質疑があり、その後、中川理事長も加わって池袋駅前の居酒屋に場所を移して交流会を行いました。


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以前、来日しているメンバーも何人かおり、2次会では日韓混合のカラオケ大会で盛り上がりました。


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通訳を介してなので、十分な話はできませんでしたが、自活後見機関と日本の労協は事業内容も近く、市場経済における自発的な仕事おこしに関する困難さや悩みも共有でき、今後とも交流を発展させる必要があると感じます。

2007年02月05日

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全国ケアワーカー集会2007

日本労協連、日本高齢者生協連、協同総研などが主催する「全国ケアワーカー集会2007」が2月24日(土)25日(日)に東京で開催されます。

ぜひご参加下さい。

2007全国ケアワーカー集会

尊厳を守り、つながりを広げる
社会連帯の創造
~ケアの総合化をまちづくりと結んで~

■日時 2006年2月24日(土)
     全体会 11:00~17:40
     交流会 18:00~
     会場/はあといん乃木坂 フルール 東京都港区南青山1-24-4
    
     2月25日(日)
     全体会 10:00~16:00
     会場/はあといん乃木坂 フルール 東京都港区南青山1-24-4

■企画概要
◎全体会(1日目)
[基調講演]
・ 「ケアってなんだろう」  
   小澤 勲 さん (精神科医・種智院大学客員教授)

・ セッション① 「まちづくりを担う新しい公共と『ケアワーク』」
   テーマA 「介護予防・地域支援事業のこれからとコミュニティ・ケア」
      北海道旭川市、埼玉県狭山市
   テーマB 「新しい公共サービスから拓くコミュニティ・ケア」
      千葉県我孫子市、東京都東久留米市、他

◎全体会(2日目)
・ セッション② 「孤立・排除・貧困を克服する社会連帯とコミュニティ・ケア」
   宮本 みち子 さん(放送大学 教授)
   春原  雄策  さん(NHK報道局 報道センター
         NHKスペシャル「ワーキングプア」チーフプロデューサー)

・ 健康体操・介護予防体操コンテスト

・ セッション③ 「リレートーク/社会連帯のコミュニティづくりと地域福祉事業所の役割」

■参加費
 2日間:3,000円(組合員2,000円)
 1日のみ:2,000円(組合員1,000円)
 2日のみ:2,000円(組合員1,000円)
 交流会(24日):4,000円(組合員2,000円)※事前申し込みとなります
 ※昼食弁当:1,000円(2日共)

■主催 
 日本労働者協同組合連合会、日本高齢者生活協同組合連合会、(企)労協センター事 業団、NPOワーカーズコープ、協同総合研究所

■事務局 日本労働者協同組合連合会 全国ケアワーカー集会事務局(担当:林、小林)
 TEL:03-6907-8040 FAX:03-6907-8041 
 E-mail:rngukism@roukyou.gr.jp
集会チラシ(pdf)>>>

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