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2007年07月30日

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研究会:新しい公共と市民自治~協同労働への期待

 現在、自治体の公共サービス事業は、指定管理者以外にも委託やPFIといった形で、「民」への移行が急速なスピードで進んでいます。その中、「市民自治と社会連帯の創造」を掲げた協同労働運動への期待が高まっています。
 今回講師にお呼びした福嶋前我孫子市長からは、『NPOが抱える事業基盤の弱さを超えて、協同労働には、最初から自分たちの出資で自分たちの事業活動を行う、市民事業としての原点がある。これからの可能性が一番あるのが協同労働の協同組合だと思う。協同労働が地域の公共の担い手の中心に座れば、新しい公共が本当に実現できるのではないか』と、熱い期待を述べて頂いています。
 民営化の流れの中で、市民の手による公共をどうつくっていけるのか。皆さん一緒に考えましょう!

■講師紹介
福嶋 浩彦氏(前我孫子市長)
 3期12年我孫子市長を務め、現在は中央学院大学客
員教授、早稲田大学パブリックサービス研究所客員研究員、東京財団研究員。民と官が対等の立場で協働し、共に担う「新しい公共」を提唱、市民自治による公共づくりを実践。
 日本ではじめて幅広く公共サービスを市民からの提案によって民営化する「提案型公共サービス民営化制度」を我孫子市長の時代に創設。補完性の原理のスタートを市民において、民と官の役割分担を根本から見直す。
今期、協同総研の理事、「協同労働の協同組合法」早期制定の賛同書名運動の発起人に就任いただいた。

■日 時:2007年8月18日(土) 13:30~16:30(予定)
■会 場:日本労働者協同組合連合会 会議室
東京都豊島区池袋3-1-2 光文社ビル6階
JR池袋駅 徒歩 10分
■参加費:会費500円 (協同総研会員・学生は無料)

■主 催:協同総合研究所
■共 催:「協同労働の協同組合」法制化をめざす市民会議
日本労働者協同組合連合会
■問合先:協同総合研究所
東京都豊島区池袋3-1-2 光文社ビル6階
TEL 03-6907-8033 FAX 03-6907-8034
E-Mail: kyodoken@jicr.org URL http://jicr/org


2007年07月26日

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緊急ケアワーカー集会

ワーカーズコープセンター事業団が主催し、コムスン問題を受け緊急ケアワー
カー集会を開催します。
当日は厚生労働省の方が来る予定なので、皆の意見を伝えられる場となります。
集会までには、現場で働く人、専門家など皆さんからの大手3社の不正に対する意見、介護保険制度に関する意見を集約し、厚生労働省に提出する予定です。
もし当日都合が悪い方でも、ぜひご意見をお寄せください!

ワーカーズコープ・センター事業団
電話03-6907-8030・FAX03-6907-8031
メール:center@roukyou.gr.jp


*緊急ケアワーカー集会*

 8/4介護保険を市民の手に取り戻し
 本物のコミュニティーケアを創造する市民の集い

 ☆ケアワーカー・地域福祉の担い手たちよ、立ち上がろう!
  混乱と困難の中でゆがむ介護保険制度を、営利追求の市場にまかせず、かけ
がえのない介護
  ・福祉を市民の手に取り戻すために・・・・・。
日 時:8月4日(土)13:30~17:00 
場 所:明治大学リバティータワー1012教室(定員260名)
参加費:500円(資料代)

出席予定者

○大熊由紀子氏(コメンティター)
         国際医療福祉大学大学院教授・千葉県健康福祉政策担当参与
○福島浩彦氏(連帯挨拶)前我孫子市長

○佐藤聡美氏(パネラー) NPO法人渋谷介護サポートセンター介護支援専門員

○中村孝之氏(パネラー)株式会社そんぐ「そんぐケアセンター」専務取締役

○池田徹氏(パネラー)社会福祉法人 生活クラブ理事長

○鈴木睦夫氏(パネラー)NPO法人 あすなろの会理事長

○大谷みち子氏(パネラー)ワーカーズコープ墨田・あゆみケアサービス所長

○宮本英子氏(パネラー)ワーカーズコープけやき

■介護保険制度をゆるがしかねない事態が起きています■
 介護ビジネスの大手3社が行なったとされる不正は、介護保険制度への人々の
信頼を揺るがせ、儲けることを優先した許しがたい行為です。制度理念として掲
げられた公的部門の責任と市場経済の活用(競争原理と質の担保)とは何だった
のでしょうか。
 コムスンが介護保険市場がら「退場」する事態となりましたが社会的批判を受
けるはずの大手企業は一転して、その受け皿=譲渡先として期待され、制度の主
人公である利用者や市民、そして働くケアワーカーの存在は「蚊帳の外」に置か
れたままです。また、この制度が持つ根本矛盾やそれを許し助長してきた国や自
治体の責任が曖昧にされようとしています。
 いまこそ、市場の中で翻弄され、制度の理念、原則を失いつつある介護保険
を、地域社会に立脚する分権的な介護システムとして、市民自身が制度に参加
し、市民のコントロールのもとで、真の意味での公共サービスとして信頼に足る
制度に転換していく必要があります。

■ケアワーカーの待遇改善を含めた、制度の見直しが求められています■
 昨年4月の介護保険の制度改訂で、「給付抑制」が行なわれ、とりわけ在宅介
護の現場で働くケアワーカーの労働条件・待遇が著しく悪化してきています。そ
の結果、ケアの担い手不足が深刻になってきており、今後多くの「介護難民」を
生み出すことが危惧されています。

■市民の手によるコミュニティケアの創造を■
 私たちワーカーズコープ・センター事業団に働くケアワーカーは志を共にする
仲間と一緒に必要な資金を出し合い、全国130ヵ所で自らの手で地域福祉事業を
立ち上げてきました。企業の利潤追求のために雇用されて働くのではなく、「協
同労働」という地域懇談会や介護予防まつりなど地域の方々との取り組みを通じ
て、市民の参加によるコミュニティケアの創造こそが、介護保険制度を市民の手
に取り戻すことであり、孤立と分断の中で格差と排除が進む社会を、押し留める
力になるに違いないと確信しています。
 そして、同じ矛盾や困難にあるケアワーカーの皆さんに自らの手で仲間と共同
して事業を立ち上げ、地域に根ざし主体的で新しい働き方を創造していく取り組
みに、心から参加を呼びかけます。

■ 8/4緊急ケアワーカー集会に、是非ご参加ください■

 今回の大手3社の不正という事態を踏まえて、高齢者の尊厳ある暮らしを守る
たえmに、そして地域社会をより良く豊に変えていくためにどうしたらよいの
か。「介護の社会化」「市民の制度参加」を進めて、より良い介護保険制度へと
変えていくために何が必要なのか

8/4緊急ケアワーカー集会で、情報を交換・交流し、皆さんと一緒に考えていき
たいと思います。所属や事業所、職種の枠を超えてケアワーカー、そして市民の
皆さんの参加を呼びかけます。

お問い合わせ
ワーカーズコープ・センター事業団
電話03-6907-8030・FAX03-6907-8031

2007年07月06日

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研究会「韓国の代案・社会的企業」

協同総合研究所・日本希望製作所 共催 連続企画 第1回

「韓国の代案・社会的企業」

韓国では昨年12月に「社会的企業育成法」が成立し、今年7月から施行されました。
欧州の政策を研究し「社会サービスの拡充」と「新しい就労の創出」を目的として創設されたこの社会的企業育成法の最新情報を知るとともに、韓国における「社会的企業」をめぐる市民側の議論、政府による支援・促進制度の実情等を学び、日本における社会的企業について考える契機にしたいと思います。
今回は、労働者協同組合運動や自活支援事業に取り組み、就労創出の中心を担ってきた社会的企業支援センターの金弘一所長と文普京事務局長に、最新の状況についてお聞きします。
ご興味のある方はどなたでもご参加下さい。


korea_1.jpg▼報告1 「社会的企業育成法の最新情報」
文普京さん(社会的企業支援センター事務局長)






korea_2.jpg▼報告2 「社会的企業の支援環境~社会的企業支援センターと社会投資財団」
金弘一さん(社会的企業支援センター所長)





●日時:7月21日(土) 15:00~18:00

●会場:明治大学駿河台校舎リバティタワー19階 大学院119‐J・K
 ※リバティタワーのエレベーターを17階で大学院用エレベーターに乗り換え19階へ
    東京都千代田区神田駿河台1-1(地図
    ■JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
    ■東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩5分
    ■都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩5分

●会費:1,000円

●お問い合わせ:協同総合研究所 tel.03‐6907‐8033 kyodoken(at)jicr.org

連続企画第2回 研究会「メキシコの連帯経済と社会的企業」

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