6/29(土)第23回総会記念フォーラム『“見えない” 消費社会から地域自給圏へ』
3.11東日本大震災と福島第一原発事故での経験は、これまでの価値観とはまったく異なる、新たな豊かさと生き方を求め、多くの人達がアクションを起こす契機となりました。 しかし、現政権や経済界は再び大量消費社会、自由主義経済で勝ち抜く強い日本を目指し、成長戦略に基づく国づくりへと日本社会を牽引しつつあります。エネルギー政策や安全保障問題などと共に、TPP(環太平洋連携協定)もその一つです。
この貿易協定は農業や漁業など私たちの食(=生命)の安全に直結する第一次産業のみならず、労働や医療・保険など多くの分野に亘り規制を緩和し、新たな基準下に置こうとするものであり、メリットよりもデメリットが多く、私たちのくらし自体を脅かすものだと警鐘を鳴らす声が多数聞かれます。
いま、私たちに問われているのはその中身を知ったうえで、私たち自身がどのような社会や国に暮らしたいのかということを判断し、行動することではないでしょうか? TPP問題から、自立した地域とだれもが安心して暮らせる共生社会の在り様について、年間シリーズ研究会「TPP問題から考える私たちのくらし」と位置づけて、皆さんと一緒に考え、議論していきたいと思います。
今回はその初回として、TPP問題の全般をとらえ、そこから見えてくる問題と、生産と消費の地域連携から今の消費社会を考えようと思います。
【プログラム】
第1提起:島田 圭一郎さん(日本農業新聞 元代表)
第2提起:小林 史麿さん(産直市場グリーンファーム 会長)
全体討議 コーディネーター:甲斐 良治さん(農文協編集局 次長)
日 時: 2013年6月29日(土) 13:30-17:00
会 場: 明治大学駿河台キャンパス研究棟2階 第9会議室
東京都千代田区神田駿河台1-1
(JR中央・総武線、メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅徒歩3分)
参加費: 500円 (協同総研会員・学生・障がい者) 1,000円 (一般)
主催・お申込み・お問合せ先:一般社団法人 協同総合研究所
TEL:03-6907-8033 FAX:03-6907-8034 Email