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2013年08月14日

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9/14 研究会『中小労働運動の今後の展望と「労使関係の新たな発展への課題」』

  労働組合の「衰退」や「社会的影響力の低下」が言われて久しい。推定組織率は17.9%で
 組合員数も遂に1,000万名を切り2年連続で過去最低を更新した。とりわけ100人以下の
 中小企業の組織率はわずか1%にすぎない。
 そこで1番目のテーマとして労働組合の組織率の低下の要因は何なのかを近年の労働運動の実情を
 踏まえて考察し、その戦略的課題について提言、探究していくことにとしたい。
  一方、戦後日本経済の基盤と言われてきた中小企業には、いつも景気動向に左右されると同時に、
 産業構造の変化の荒波にもまれ常に厳しい環境下に置かれてきた。わが国の企業数421.3万社のうち
 99.7%、420.1万社が中小企業であり、そこで働く労働者数は全雇用者数(役員を除く)4,297万人の
 66%にあたる2,834万人である。グローバル化の進展とともに多国籍企業化する大企業とは違い、
 市場経済における中小企業の経営基盤は弱小である。しかし、マネー資本主義、市場経済至上主義が
 もたらした労働破壊や様々な格差の拡大を目の当たりにし、また、成長を前提としない成熟経済や
 持続可能な社会の構築、そして何よりも雇用拡大と就労機会の創出は、中小企業の新たな発展なくして
 その展望は見えてこないのも事実である。
  2番目のテーマとしては、この中小企業の発展には労使関係の発展と確立をキーワードに、そのために
 求められる労働組合の機能と役割について、そもそも労使関係とは何か、経営の民主化とは何かを、
 これまでの経験を通じて問い直し、新たな労使関係づくりの課題と方向性について考えていくことにしたい。


 講 師:鈴木 雄一さん(一般社団法人日本社会連帯機構 副代表理事、協同総研理事)
 日 時:2013年9月14日(土)13:30~16:30
 会 場:日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会本部
      東京都豊島区池袋3-1-2 光文社ビル6F(地図参照)
      http://jicr.roukyou.gr.jp/enquiry/map.html
  

 講師プロフィール:
  鈴木 雄一(すずき ゆういち)
  山形県生まれ。県立川口工業高校卒、JEC連合(旧合化労連)化学一般埼玉県本部書記長、
  同関東化学一般労働組合書記長等を経て、日本労働組合総連合会埼玉県連合会(連合埼玉)の
  副事務局長(4期8年)、事務局長(3期6年)を務める。
  2003年10月から(社)埼玉県労働者福祉協議会の専務理事(2010年3月退任)
  現在、JEC連合埼玉地連特別幹事、連合埼玉顧問、一般社団法人日本社会連帯機構副理事長、
  さいたまNPOセンター理事、キャリアアドバイザー。

 主 催: 協同総合研究所
 お申込み先:協同総合研究所   メール:  kyodoken@jicr.org
 TEL: 03-6907-8033  FAX: 03-6907-8034
 参加費: 1,000円 (一般)500円 (協同総研会員・学生・障がい者)

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