2017年3月25日 市民的統治の仕組み-協同組合制度を素材として-
研究会のご案内です。ご興味をお持ちの方はどなたでも参加できます
当研究所では、市民自身が組織をつくり、意思決定し、統治することそのものを問う視点が必要であるという問題意識を持っています。
市民が主体となる経済や社会のあり方については、3月21日に開催する「コモンズの再創造における連帯経済の役割」(中野佳裕氏)の主眼となります。それを受けて具体的な事業・運動を行ってきた協同組合は、市民的統治においてどのような意味をもつのかを深めたいと考えています。
協同組合では、市民的統治を具現化する「一人一票(民主主義)等の組合員規定と意思決定」「認可制と準則制」「無限責任と有限責任」等のテーマがあります。例えば意思決定の視点では、普通選挙制度がない状況下で、男女の区別ない「一人一票」をもとに市民(労働や女性など)が協同組合を作りました。現在、協同組合を国家が協同組合を管理・統率する動きや、一人一票の原則が崩れる、認可主義のままでいいという意見があります。
本研究会を通じて、協同制度がどのような歴史をたどってきたか学び、現代の協同組合制度や運動が、市民的経済の担い手となるために必要なことを深めていきます。
テーマ:市民的統治の仕組み-協同組合制度を素材として-
報告者:島村 博(協同総合研究所 主任研究員)
日 時:3月25日(土)13:30~16:30
場 所:日本労協連8F B・C会議室
資料代:1,000円(会員、学生、障がい者500円)
詳しくは、トップページより研究会のお知らせをご覧ください。