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2006年12月19日

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地域福祉フォーラム京都

 12月16日(土)ひと・まち交流館京都にて、関西社会連帯委員会総会と関西社会連帯委員会が主催した地域福祉フォーラム京都が開催され、参加してきました。協同集会準備の過程では、労協センター事業団関西の田代事務局長とともに会員の先生方を訪問しましたが、そこでできたつながりを早速田代さんが活用してフォーラムを企画しました。

<関西社会連帯委員会総会>
 社会連帯委員会とは、センター事業団が母体となって立ち上げた、市民活動を支援する組織です。活動の企画については、「センター事業団がかかわるものだけではなくて、他の団体が行っている活動に参加させてもらうなど、横のつながりを活用するような活動も考えてみよう」と杉本本部長がアドバイスをしました。今後具体的な企画が話し合われる予定です。
<地域福祉フォーラム京都>
 「協同労働の可能性と公共サービスの再創造」というテーマで、センター事業団地域福祉部長の坂林哲雄さんがセンター事業団の試行錯誤の経験を話すとともに「公共サービスを“市民化・社会化”していこう」と報告。その後佛教大学社会福祉学部の鈴木勉先生が「改正介護保険法・自立支援のもとでの地域福祉」というテーマで報告、「人の人格を全面的に引き出せるような援助がない限り福祉は実現しない。介護保険の改正や自立支援法による厳しい状況の中で、協同組合は事業者の立場だけではなく利用者サイドに立った政策提言をしながら事業参入していくべきだ」と事業だけではなく運動をしていく必要性を強く訴えました。
 外部からは“京都応益負担に反対する大集会実行委員会”の中畑忠久さんが「一緒に運動をしましょう」と呼びかけるとともに、京都高齢者協同組合の秋元秀夫さんが「法律がない中、協同労働をする難しさを感じている。勉強して語っていかなければ」と話しました。センター事業団「きょうとケアワーカーほんわか」の森田規湖子所長も、利用者が主人公になって絵手紙や料理をしている様子を紹介しました。
 集会後には多くの感想が寄せられ、中でも外部の方からの「障害福祉の現場で10年近く働いてきました。福祉の現場で働く人の多くは経営・運営に携わることなく狭い環境にいます。皆誠実な思いと自己実現を目的に働いていますが、不満を持ちつつもどこに問題があるのか気づくことができません。まさに地域づくりから国づくりまで、広い意味での福祉を考えていきたいと思っています。多分野にかかわる人たちが創造的に語れる場が多く持たれればいいと思います。」という感想が印象的でした。(青木)

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