『イタリア社会的協同組合調査報告』増刷しました!
約2年前の2004年6月に、2003年のイタリア調査をまとめた冊子(『協同の發見』別冊)を発行しましたが、おかげさまで、全て売り切れたため、このたび増刷をしました。
それに伴い、誤字・脱字・編集ミスの修正を行いました。また、同時に佛教大学の鈴木勉先生の報告で、初版発行時に十分書いていただけなかった点についても、今回内容を増補していただきました。
定価は変わらず500円(税込み、送料別)ですので、まだの方は是非お求めください。
※ご注文いただく際は、このブログのコメント欄ではなく、協同総研までメール、FAX、電話等で直接ご連絡下さい。
<注文先>
協同総合研究所
kyodoken@jicr.org TEL:03-6907-8033 FAX:03-6907-8034
『イタリア社会的協同組合調査報告』
編集・発行 協同総合研究所
66P 2006.3.15 増補版発行 定価 500円
【目次】
■発刊にあたって (中川雄一郎)
■イタリア社会的協同組合の形成過程と現況、課題 (田中夏子)
――市場の再構築の担い手となる協同側の取り組みとは――
1 イタリア社会的協同組合とは何か
2 調査枠組みの概要と視点
3 調査結果および若干の考察①-事業連合の機能をめぐって
4 調査結果および若干の考察②-新たな視点の開拓
5 まとめにかえて
■地域の普遍的利益を追求する協同組合 (岡安喜三郎)
[Ⅰ] 研修概要
1 訪問期間、参加者等
2 研修訪問地
[Ⅱ] 要約レポート
1 「公益」を担う社会的協同組合で働くということ
2 社会的協同組合と自治体の共同プロジェクト、国、EU
3 社会的協同組合とアソシエーション、コムニタ、ボランティア
4 コンソルツィオと単協の期待
5 「国法(L.381/91)に基づいた社会的協同組合制度」の普及
6 社会的協同組合をめぐる経営環境について
[Ⅲ]まとめ
■人間発達に適合的な福祉供給主体像を求めて (鈴木 勉)
――イタリアの社会的協同組合を対象に――
1 問題意識の所在――人間発達に適合性をもつ供給主体像の探求
2 福祉の要求運動と事業運動
3 福祉サービスの特質と供給主体像
4 イタリア社会的協同組合の成立と発展
5 社会的協同組合とコンソルチオ(事業連合)
6 イタリア社会的協同組合のミッションと組織構成上の特徴
■協同労働の現場から見たイタリアの協同組合・社会的協同組合 (現田友明)
1 はじめに
2 参加者、日程
3 研修の内容
4 【参加者の感想】
○(資料)ISTAT発表「イタリアの社会的協同組合2001」
訳 岡安喜三郎
調査のあらまし
地域別に見た社会的協同組合
社会的協同組合の「存続」
組合員の社会的基礎と多元性
人的資源(人材)
労働者の規模
経済規模
活動、サービス、利用