研究会「若者の労働と生活世界~いま、若者はどんな現実を生きているか~
研究会では、若者が苦境に置かれている現在の社会構造を理解し、協同の力で若者を育てる社会をどうつくっていけるのかを、本田氏と一緒に考えます。ぜひご参加ください。
■日時:2008年2月23日(土)13:30~16:30
■会場:日本労働者協同組合連合会 6階会議室(協同総研と同じフロア)
■講師:本田由紀氏(東京大学大学院教育学研究科准教授)
■会費:500円(会員は無料)
■お申込先:協同総合研究所
東京都豊島区池袋3-1-2 光文社ビル6階
TEL 03-6907-8033 FAX 03-6907-8034
E-Mail: kyodoken@jicr.org URL http://jicr/org
本田氏は、若者の問題を仕事、家庭、教育のサイクルの中から実証的に研究を進めています。
近代化社会は公平性や機会の平等を建前としていた社会でしたが、現在はコミュニケーション能力や個性が重視される社会になりました。それは、サービス産業が進行しているむき出しの経済競争の中で勝ち抜ける人材が求められているからだと本田氏は述べています。
かつては学校教育を受ければ仕事にありつけたのが、今は個性といった「つかみどころのない能力」が若者に求められる社会となり、家庭教育が重要視されるようになりました。また、不安定な若者は家族にパラサイトしていると言われますが、実は企業が社会保障に関する責任を放棄し、家庭へ依存するようになった経済システムがあると氏は指摘しています。
そんな社会の中、家庭では何が起こっているか・・・