「新しい公共と市民自治」研究会「家庭訪問型育児支援(ホーム・ビジティング)」
「家庭訪問型育児支援(ホーム・ビジティング)~孤立を防ぎ、協働で自立を促す英国「ホームスタート」の実践に学ぶ~
来る11月17日(土)に、大正大学の西郷泰之先生をお招きし、「家庭訪問型育児支援(ホーム・ビジティング)~孤立を防ぎ、協働で自立を促す英国「ホームスタート」の実践に学ぶ~」を開催します。
『子育て支援に関わっている方たちから、家庭訪問によるサービスの必要性についての話しを伺うことが近年多くなっている。…児童福祉司、保健師、ファミリーソーシャルワーカー、児童委員(主任児童委員)、地域子育て支援センターや児童家庭支援センター職員、児童館職員、つどいの広場や子育てサロンのスタッフなどからである。そこでよく聞くのは「子育て拠点に出てこられない親、来なくなった親たちが心配」という話しである。
いかに地域に子育て拠点を整備しようと、家から出ない、友だちを持ちたがらない親たちには何の効果もない。そしてそうした親たちこそストレスが高く、不安定な状態にある場合が多い』(西郷先生の著書より)
イギリスでは、30年前から、家庭滞在型・訪問型の育児支援組織「ホームスタート」が活動し、虐待防止やネグレクトなどで効果を上げています。専門家による「指導」やヘルパーによる「代行」ではなく、保護者の話しを「傾聴」し、家事・育児については「協働」し、徐々に自立を促すことで、親の情緒が安定し、孤立感が解消され、子育て意欲が高まっていると言われています。
家庭の社会性を広げ、社会とのつながりを橋渡しする「ホームスタート」に、今後の子育て支援事業・活動のヒントがあるものと思います。ご参加お待ちしています。
■講師紹介
西郷 泰之氏(大正大学人間学部人間福祉学科社会福祉学専攻主任教授)
厚生省中央児童福祉審議会委員、全国社会福祉協議会すくすく子育てサロン推進委員を経て、現在は、東京都学童クラブ評価基準検討委員会委員長、東京都目黒区社会教育委員の会議議長、日本子ども家庭福祉学会理事、プレーパークせたがや理事長、ホーム・スタート・ジャパン副理事長。主な著書「児童家庭福祉論」(共著、光生館、2003)「子どもと家庭の福祉」(日本エデュケーションセンター、2001)「ホーム・ビジティングの挑戦」(八千代出版、2006)「ホーム・ビジティング 訪問型子育て支援の実際~英国ホームスタートの実践方法に学ぶ」(筒井書房、2007年6月)
■日 時:2007年11月17日(土) 9:30~12:00
■会 場:東京芸術劇場(東京都豊島区西池袋1-8-1) JR池袋駅 歩2分
TEL03-5391-2111(会場は、「センター事業団」名で借りています)
■参加費:会費500円 (協同総研会員・組合員・学生は無料)
■主 催:協同総合研究所
■共 催:日本労働者協同組合連合会、ワーカーズコープ・センター事業団 東京事業本部
■問合先:協同総合研究所
東京都豊島区池袋3-1-2 光文社ビル6階
TEL 03-6907-8033 FAX 03-6907-8034
E-Mail: kyodoken@jicr.org URL http://jicr/org