協同組合経営研究所『にじ』
財団法人協同組合経営研究所の研究誌『にじ』(2006年秋号)に協同労働の協同組合が特集されています。この企画に当たっては、協同総研の中川理事長を通じて協同組合経営研究所の担当の方から相談があり、いくつかの記事について協同総研・労協連関連の執筆者を紹介しました。
協同組合経営研究所は、研究対象が農協・生協等が中心であり、ワーカーズコープについては、初めて本格的に取り上げるとのことで、全体の枠組みから個別の事例紹介、海外における実践など、盛りだくさんの内容になっています。
ワーカーズコープについてまとまった情報を得るのに適した特集となっていますので、ご興味のある方はぜひご一読を。(お問い合わせは、協同組合経営研究所まで)
【掲載記事タイトル】協同組合経営研究誌『にじ』2006年秋号No.615
特集:協同労働の協同組合―レイドロー報告 第2優先分野の現状を学び今後を展望する―
- 特集「協同労働の協同組合」の主旨と構成―レイドロー報告第2優先分野の現状を学び今後を展望する―
福室謙治(協同組合経営研究所研究員)
- 協同労働の協同組合―市民型協同の仕組み―
島村博(協同総合研究所主任研究員、協同労働法制化市民会議事務局長)
- ワーカーズコレクティブの現在と未来
丸山茂樹(参加型システム研究所客員研究員)
- 協同組合が子育て支援事業を運営する価値―協同組合の定義と価値を再考しながら―
相良孝雄(NPO法人ワーカーズコープ東京事業本部子育て運営委員会事務局長)
- ワーカーズコープタクシーの協同労働
緒方満(福岡自動車交通労働者協同組合理事長)
- ワーカーズ・コレクティブ「轍・大泉」の協同労働
福室謙治(協同組合経営研究所研究員)
- 労働の場での小さな一つの挑戦―『ブルーベリーソース物語』を発刊して―
西貞子(企業組合ワーカーズ・コレクティブ凡 前代表理事)
- 「山へは車で、作業は機械で」が合言葉―兵庫県 葛根生産森林組合の協同労働―
福室謙治(協同組合経営研究所研究員)
- 農村地域における協同労働組織―広島県の集落型農業生産法人を対象として―
小林元(広島大学大学院生物圏科学研究科研究生)
- モンドラゴン協同組合と協同労働の概念
石塚秀雄(非営利・協同総合研究所いのちとくらし 主任研究員)
- イタリア協同組合運動におけるワーカーズコープの位置づけ
田中夏子(都留文科大学教授)