work-waku都留に行きました。
9月10日(土)、山梨県都留市にあるwork-waku都留というところへ、菊地・青木で行ってきました。
work-waku都留は都留文科大学の学生さんたちがつくっているサークルで、社会学部のワークショップの授業をきっかけに、地域で自分たちがもっと楽しみたい(ワクワクする)企画を実現するために始まったそうです。
現在、公民館学級(わくわく学級)、アパート再生計画(つる小屋)、コミュニティ・カフェ(hotori)の3つの企画が動いています。
最初に、旧市街にある一見倉庫風の建物へ。ここは、志村さんという地元の“仕掛け人”がつくった「環(わ)の拠点」というコミュニティ・ビジネスのインキュベーターのような場所。ここがオープンしたのが昨年11月で、その第1号の事業としてコミュニティ・カフェhotoriが入っています。現在は、土曜日だけの運営で、work-waku都留のスタッフが交代で働いています。当初は学生が多かったそうですが、今では地域の人たちにも、川のほとりでのんびりランチができるカフェとして認知されてきています。
ランチのカレーピザとロコモコ丼をいただきました(写真)。
次に訪れたのが、「つる小屋」。個室に風呂・トイレがない旧市街の古いアパートを1年の期限で無償で借りて、自分たちの手で住みたい形に改装するというプロジェクト。発端は現在4年生の佐々木さんの「エゴ」から始まったこの企画は、紆余曲折を経て、現在3階の3部屋を居室として賃貸し、2回の3部屋分のスペースを共有の居間!?と来客用の宿泊部屋として改装して使っています。地元の建築士さんや美大の学生などの協力も得て、古い下宿屋から現代的なコレクティブハウスへ、思わず「いいなぁ」と思うような空間が生まれていました。現在、3階に住んでいる3人(佐々木さん、岩倉さん、佐藤さん:写真)からじっくり話を伺いました。
都留という地方(田舎)の街ならではの、さまざまな問題を可能性に変えるこれらの取り組みは、学生とまちづくりという枠組みを超えて、さまざまなヒントを与えてくれました。レポートは次号の『協同の發見』に掲載予定です。突然の来訪を受け入れていただいた岩倉さんをはじめとするwork-waku都留の皆さんと関係者の皆さん、ありがとうございました。