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2012年04月18日

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研究会「過疎高齢化地域で障がい者、高齢者とともに-共に働き、共に生きる」

◆研究会:「四国最南の地で障がいをもつ仲間や高齢者とともに
       共に働き、共に生きる

◆開催趣旨:「北のべてる 南のなんぐん」と評される実践が、愛媛県最南端の地、愛南町という小さなまちで取り組まれてきた。各地農山漁村で基幹の一次産業が低迷し、深刻な過疎・少子高齢化が進んでいるが、ここもまた例外ではなく、高齢化率はいまや30%を超えるほどである。しかしこうしたなかでも、ここでは地域住民が主体となり、地域振興と高齢者や障がいをもつ人たちがまちの一員として隔てなく、働き、暮らせる、「共に生きるまちづくり」をめざして、試行錯誤しながらも活発に活動している。「社会的弱者」、「支援」という枠にとらわれず、だれもが地域住民、労働者としての役割を担って、地域活性化につながる仕事や産業をおこし、同一労働 同一賃金をめざして、共に参画している。その取組みの核となっているのが「NPO法人ハートinハートなんぐん市場」であり、長年、地域の精神医療にあたってきた御荘病院である。
 御荘病院では昭和40年代から患者に社会的入院を強いるのではなく、この地の一員として地域で暮らし、働くことを通じた社会参加を支援し、病床数を減少させてきた。やがてこの活動はさまざまな立場の地域住民が主体となり、NPOを誕生させ、地域で最大の雇用を生み出すまでに至り、まちを活性化し、いまや休耕地を活用して農業での新たな産業おこしに挑戦している。支援内容も障がい者就労支援から高齢者や子育て支援へと広がり、さまざまなネットワークが醸成され、子供から大人まで、障がいのある人もない人も一緒に活動できる人のつながりが形成されている。
 地方の小さなまちでこうした取組みを可能にしたものはいったいなにか? 地域振興と障がい者支援の枠を超えた実践からみえてきた、過疎高齢化する農山漁村の地域資源と地域の持続可能性について、NPO法人理事であり御荘病院院長でもある長野敏宏さんにお話を伺う。

◆講 師
 長野 敏宏さん(NPO法人ハートinハートなんぐん市場理事、財団法人正光会 御荘病院 理事・院長)
◆日 時
 2012年5月17日(木)10:00~12:00
◆会 場
 日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会本部
 東京都豊島区池袋3-1-2 光文社ビル6F
◆参加費(資料代):要予約。
 1000円(一般の方)、500円(協同総研会員・学生・障がい者の方)
◆共 催
 協同総合研究所、日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会

◆お申込み・お問い合せ: 協同総合研究所
 東京都豊島区池袋3-1-2 光文社ビル6階
 Tel:03-6907-8033 Fax:03-6907-8034
 E-mail: kyodoken@jicr.org

 会場の地図はこちらをご覧ください。
 http://jicr.roukyou.gr.jp/about/map.html

◆講師プロフィール・・・特定非営利活動法人ハートinハートなんぐん市場理事、財団法人正光会 御荘病院 理事・院長。1970年生まれ。愛媛県川之江市(現、四国中央市)出身。学生時代は中学から大学まで、吹奏楽でテューバに没頭する。1995年、愛媛大学医学部精神神経科入局。1997年、財団法人正光会 御荘病院に入職。1997年、同病院院長に就任。NPO法人精神保健福祉交流促進協会理事、南宇和心の健康を考える会会長、南宇和障害者の社会参加を進める会副会長、厚生労働省「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」構成員などを務める。

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