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3.7「シネマ・ワーカーズ」映画鑑賞と懇談の集いin深谷

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 日本労協連の加盟団体で、1993年から活動を開始した「シネマ・ワーカーズ」という団体があります。現在はNPO「シアター・エフ」として、行政(国・県・深谷市)と企業(商工会議所)と市民(NPO法人など)が、協働(パートナーシップ)で立ち上げた、全国で初めての『街の映画館』(=コミュニティシネマ)の運営を中心に、文化と地域おこしの活動を行っています。
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 この「深谷シネマ」の活動を学び、映画を核としたまちおこしについて交流する会を日本労協連、協同総研、日本高齢者協同組合連合会が共同で開催します。
 所属に関わりなく、映画を愛する方ならどなたでもご参加いただけます。

  • 開催日時:2006年3月7日(火)13時受付~18時終了(終了後交流会予定)
  • 会  場:「深谷シネマ」深谷支仲町2-25(地図) 電話048-551-4592 (定員50名)
  • 参 加 費:1人3,000円(資料代・鑑賞料込み)
  • 申し込み:日本労働者協同組合連合会事務局(03-5978-2190)まで

<チラシ:pdf>

【開催趣旨&呼びかけ】

《深谷からひらかれた「シネマ・ワーカーズ」という新しい生き方》
 1993年3月18日、埼玉県深谷市で、労働者協同組合「シネマ・ワーカーズ」が設立されました。
 その方針にもとづいて2000年4月14日には、NPO法人「市民シアター・エフ」が設立され、「映画文化の発信とまちづくり」を活動理念として、上映活動をすすめてきました。
 2002年7月27日には、深谷TMO(まちづくり機構)による「空き店舗活用」のミニシアター「深谷シネマ」(商店街の元銀行を改装した50席の街の映画館)がオープン。今日まで、約3年8ヶ月が経過し、海外の新作や日本映画の名作を中心に、上映日数1080日・上映作品155作品・のべ来場者数約7万5000人・ゲスト監督13人となり、市民の憩いの場として定着しつつあります。
 専従職員2名・アルバイト3名とボランティアで運営し、コミュニティ・ビジネスとしても貴重な実績がつくりだされました。埼玉県や経済産業省からも注目され、マスコミ、市民の映画作りメンバーや、行政・商店街から、多くの方々が見学に来られています。

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《「コミュニティ・シネマ」「シネマ・ワーカーズ」を労協・高齢協の活動に》
 深谷の事例は、街なかで「映画文化」の発信と賑わいづくりを進めるNPOと、その中心となって仕事と経営を担う「シネマ・ワーカーズ」の、複合的な協同のすばらしい事例であり、労協・高齢協の新しい活動分野を示すものといえます。
 いま、市民が自分たちのミニシアターをつくり、地域映画祭など、映画鑑賞の機会を豊かにする、「コミュニティ・シネマ」の活動が各地で取り組まれています。「巨大スーパー・シネコン」の流れの中で、「地域の商店街・ミニシアター」のもう一つの流れが、コミュニティの活性化にとって大きな意味を持っていること、人々が地域での上映を願っていることが、認められています。
 上映運動の中心的な組織者・担い手(ワーカー)が養成され、全国的に上映ネットワークができれば、興業組合や配給会社とも連携し、新作も含めてフィルムを借り入れ、どんな地域でも上映が可能になります。
 そのことが、ひいては、市民の力でよい映画を制作し、日本映画を再生する一大転機となる可能性にさえ、つながります。
 とくに労協・高齢協としては、将来的には常設館を展望しながら、さしあたり、①地域福祉事業所や公共施設、学童保育、商店街活性化などでの、文化・交流イベントのゆたかなメニューとして、②高齢協の楽しい活動の一環として、高齢者や団塊世代の活躍と世代間交流の場をつくりだし、③若者たち・中高年転職組み新しい仕事おこし分野になっていくものと思われます。
 つきましては、「深谷シネマ」を訪れ、その活動から学び、映画も鑑賞して、シネマ・ワーカーズの取り組みの全国的な普及の可能性について語り合いたいと思いますので、全国の労協・高齢協からふるってご参加いただくようお願い致します。