協同総合研究所より、協同総研会員の橋本吉広さんからご案内いただきました研究集会についてご案内をさせていただきます。

「地域における子どもの学びの支援共同研究会」主催<第2回学習支援研究集会>のご案内

この共同研究会(代表 南出吉祥・岐阜大学、協同総研理事)は、2017年協同集会in東海、2019年協同集会in東海のなかから生まれた研究会であり、愛知県を中心とした子どもの学習支援の実践団体7つと研究者、専門家が共同して学習支援に関する研究をすすめているものです。
2019年10月に開催した第1回研究集会に続き、この2月23日(祝)に第2回学習支援研究集会の開催を予定しております。

各地で学習支援に取り組む実践者や行政、研究者、市民の参加を得て、コロナ禍を通して見えて来た「学習支援の意義」を語り合い、学習支援の活動の発展に役立つことができればと考えております。

 /////第2回子どもの学習支援研究集会 開催要領 /////

2019年10月の第1回につづき、以下の要領で第2回学習支援研究集会を名古屋で開
催します。Zoomミーティングでの開催(参加費無料)ですので、全国どちらから
でも参加いただけます。

【テーマ】 コロナ禍のなか、「学習支援」の意味を問い返す。
  ~教育的機能と福祉的機能の結びつき

【開催趣旨】新型コロナ感染が拡大するなか、学習支援の現場ではどのような
 模索と葛藤が展開されてきたのか。その模索のなかで、たえず問い返されてき
 た「学習支援の意味」を振り返り、みんなでこれからを考えたいと思います。

【開催計画】   
 ○日 程: 2021年2月23日(火・祝) 午後1時15分~4時30分
 ○主 催: 地域における子どもの学びの支援共同研究会
 ○後 援: 愛知県、名古屋市、岐阜県 (申請中を含む)
 ○協 力: あいち県民教育研究所
 ○協 賛:(特非)地域と協同の研究センター
     (一社)ぎふ学習支援ネットワーク
 ○開催方法:オンライン開催(Zoomミーティング、参加定員100名 先着順)
 ○参加費: 無料
 ○参加申込み方法:地域における子どもの学びの支援共同研究会ホームページから申し込んでください。

          申込み〆切り 2月15日(Zoom参加URLを事前に送信します)

 ○問合せ先 子ども学び支援研究会事務局  kodomomanabi2018@gmail.com

<プログラム> 午後1時15分~4時30分 (入室は午後12時45分から)

 【全体討論1】 進行 向井 忍 さん(地域と協同の研究センター)
  開催あいさつ 本田直子さん(寺子屋学習塾・北医療生協)

  報告1 コロナ禍における名古屋市での学習支援事業
       名古屋市健康福祉局保護課 主事 中村真隆さん

  報告2 コロナ禍のなかでの学習支援の模索~ 実践事例を通して
  特定非営利活動法人こどもNPO 副理事長 山田恭平さん
  特定非営利活動法人ポトスの部屋 代 表 山田ちづ子さん

  コメント1 愛知教育大学 教授  大村 惠さん
  コメント2 日本福祉大学学修支援コーディネーター 小島俊樹さん
     休憩
  質疑・感想(グループ)

 【全体討論2】 あらためて、「学習支援」を問う
  コーディネーター 南出吉祥さん(岐阜大学、研究会代表)

<開催趣旨-詳細>

  新型コロナ・ウイルスの感染拡大による学校の全国一斉休校に伴い、各地の学
習支援事業の多くは休業しました。また緊急事態宣言が解除され、学校再開と共
に学習支援も再び活動を始めたものの、散発する感染発生と感染症第2波、第3波
…といった再拡大のなか、わたしたちは、学習支援を継続するため、懸命にその
あり方や実施方法を模索し続けてきました。

  コロナ禍のなか、感染予防のために日常生活の変容が求められ、あたりまえだ
ったことがあたりまえにできなくなり、ふだんは見えていなかった日常の意味を
問い返すことを多く経験しました。
 学習支援も同様で、学校が閉じられるなか、子どもたちにとって、学校教育と
は異なる学習支援固有の教育的機能とは何かと自問し、またコロナ禍が加速させ
た格差、貧困の拡大は、子どもたちの家庭が抱える困難に向き合うことも含め、
学習支援の地域における福祉的機能についてあらためて問うことになりました。

  一昨年につづき、名古屋市で開催する第2回学習支援研究集会では、名古屋市
の学習支援事業(150ヶ所、定員1,800名)の実践などを基礎に、コロナ禍のなか
で問われた学習支援がもつ意味を、教育的機能と福祉的機能という二つの機能に
着目しながら掘り下げ、あらためて“学習支援とは”を問うことにします。

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以上、多くの方のご参加、ご拡散をお願い致します。