タイトル:『協同組合研究の成果と課題1980-2012』

著  者:堀越芳昭/JC総研(編)

発  行:2014.4

解  説:

1980年から2012年までの33年間における日本の協同組合に関する研究を総括し、今後の研究課題を提示した書。国際協同組合運動、理論と歴史、法制、そして全協同組合と関連分野の社会的企業を網羅する。

目次

序 文
第1章  国際協同組合研究史
     ~1980年から現在まで~
     はじめに/レイドロー報告/
     持続可能な社会のために:ベーク報告と参加型民主主義/
     協同組合のアイデンティティに関するICA声明

第2章  協同組合の理論と歴史研究
     世界の協同組合運動の展開/わが国協同組合研究の推移/
     協同組合の理論と歴史の研究/今後の研究課題

第3章  協同組合法制研究
     協同組合法総論/協同組合法各論/今後の研究課題/文献・資料案内

第4章  農業協同組合研究
     「自由化」と「改革」のせめぎあい/制度改革と農協/
     組合員と組合員組織/事業体としての農協/その他の重要な研究/
     岐路に立つ農協運動

第5章  漁業協同組合研究
     漁協の動向/研究成果/今後の研究課題/おわりに

第6章  森林組合研究
     研究動向/主要文献の研究成果/今後の研究課題

第7章  生活協同組合研究
     生協をめぐる社会と研究の動向/主要文献の研究成果/
     今後の研究課題

第8章  中小企業協同組合研究
     研究動向と成果/今後の研究課題

第9章  ワーカーズ協同組合研究
     ワーカーズ協同組合論研究先史(戦後から1970年代まで)/
     ワーカーズ協同組合論研究の基本動向/主要文献の研究成果/
     今後の課題

第10章  協同組合金融研究
     当該期間以前を振り返って/
     金融の自由化・国際化における理論的展開/
     バブル崩壊と協同組織金融の原点/課題と展望/おわりに

第11章  共済理論研究
     1980年代以降の共済理論の特徴/
     2000年代以降、現在までの共済理論の特徴/
     今後の共済理論の方向

補 章  社会的企業研究
     社会的企業以前の市民事業論・コミュニティ・ビジネス論/
     米国社会的企業論の影響を受けた企業サイド・アプローチ ほか