タイトル:『協同組合社会主義論 大内力語録』

著  者:武市蕭(編)

発  行:2005.11

解  説:

協同労働とは
 「協同労働」というのは、もう一度本来の労働の喜びを取り戻すことであると思います。ろうどうは人と人との結びつきであり、人と人とがお互いに助け合いながら、自分の労働が相手に役立ち、相手の労働で自分が生活が出来るような社会にすることなのです。自分で仕事を作り、自分で自主的に働くことにより、自分の持っているあらゆる能力を発展させていって、自分が労働の主人公になる――協同組合の活動は、そういう新しい人間のあり方を創造してゆくための学校です。(本書より)

【目次】

はしがき
◇第一章 新しい協同の社会を創る第一歩に
東京高齢者協同組合創立総会での基調講演
現代協同論
現代社会と協同の意義

◇第二章 二一世紀は協同の世紀に
労働者協同組合法のすすめ
ヨーロッパの経験を私たちの運動の糧に
地域の人が力を合わせて
「協同労働の協同組合」法制化をめざして

◇第三章 インタヴュー 協同労働による協同組合を
大学生協・地域生協と協同して
「協同労働」による仕事おこし・まちづくりの協同組合
高齢協の育成
「ねたきりノー」の高齢者パワーが地域再生に大きく貢献する!!

◇第四章 老いて初めて見える風景がある
雇用を考える
ダメになった大学と社民党――マル経の本質を見誤るな
愚行の再来を憂う
もっと怒ろう

◇第五章 東京高齢協理事会での挨拶