失業対策運動に端を発するワーカーズコープでは誰かに雇われるのではなく、自分たちで出資をし、地域に必要な仕事を自分たちでおこしてきました。それは単なる失業者の為の就労機会を創りだすだけではなく、利用者や地域社会と協同・連帯し、そして働く人が主体者となり、協同し、ともに成長しあうことを大切にし、人びとが繋がり協力し合って生きていく地域や社会づくりを目指してきました。
現在では仕事の種類も多様に広がり、新しい公共の担い手として市民自身が地域に必要とされる仕事をおこし、担っております。介護業務を中心とした地域福祉事業所や自治体からの指定管理者制度による児童館、学童クラブ、介護予防事業や高齢者福祉センターの管理・運営など、また、障がい者、ホームレスの自立・就労支援などの企画から実際の運営などさまざまな分野へ大きく広がっています。