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1.関西市民会議と協同集会呼びかけの趣旨
 関西市民会議は2001年12月に発足し、仕事をおこし地域社会の再生をめざす協同組合を法制化する運動=「協同労働の協同組合」法制化運動に取り組んできました。その一環として今回、共生と平和を基礎とした仕事おこし・まちづくりをめざす協同集会を開催することを企画いたしました。
 いま私たちは歴史上で何度目かの重要な変革期に生きています。社会経済的に多くの問題が歴史的な転換期にあります。地域社会も例外ではなく、多くの矛盾や問題が山積し拡大しつつありますが、新たな時代の芽も育ちつつあります。これからは共通の理念や価値を共有する人々や組織・団体がネットワークを形成し連帯する時代です。
 協同集会の企画が呼びかけの対象としている組織や団体は、NPO、協同組合、各種市民団体、社会福祉法人、消費者団体、労働組合、その他、地域社会に関心を持つ広義の非営利組織に属する諸団体です。協同集会は以下の理念を参加する組織・諸団体の共通の理念として交流を結ぶことをめざします。参加の仕方はそれぞれの企画をもって後に述べる協同集会の交流会に参加していただく形になります。協同集会の開催時期は2003年11月30日を予定しています。
2.協同集会は共感、創造、連帯、向上をめざす
 求められているのは真に人間のための地域社会です。信頼・憩い・やすらぎ・癒し・安心・安全・ゆとり・働きがい・公正・公平・配慮・誠実・協力・連帯・援助・救済・自己実現といった価値を大事にし、暮らしと地域を守る協同の輪を広げていくことをめざしたいと思います。
 このような地域社会を実現するために、協同集会ではお互いの構想や成果を述べあうところから出発します。そこからきっと共感が生まれるでしょう。それを次の創造的なアイデアや構想に結び付け、ネットワークの拡大につなげたいと思います。私たちはこの社会を変革し、新しい時代の理念と価値の実現をめざします。その過程で次々と発見や感動が生まれるような集会にしたいと考えています。
3.分科会は交流の場
 協同集会にはさまざまな分科会が企画されています。参加者がどの分科会で発表するかは自由です。また分科会を企画する実行委員会は開かれた組織であり、分科会に参加する組織・団体は協同集会実行委員会メンバーになることが期待されています。
 分科会への参加の仕方は、1)参加団体が取り組んできた活動内容の報告、2)地域作りの構想の発表、3)創造的な活動内容の展示・発表(文化、芸術、芸能などの分野)、4)関係する組織や団体同士での討論、などがあります。その他独自の企画もお考え下さい。分科会の分野は、森林、自然、環境、福祉、住宅、仕事おこし、コミュニティビジネス、教育・子育て、歴史・文化・芸術、食・健康などです。
4.協同集会賛同者
 協同集会への賛同者は現在、以下のとおりです。呼びかけに応じていただける方・団体は今後、追加されていきます。
(賛同者) 2003.5.20現在
秋元秀夫 京都高齢者協同組合くらしコープ理事
荒木昭夫 京都児童・青少年演劇協会事務局長
池内達雄 NaRa充実社会ネットワーク事務局長
岩浅えり子 大阪高齢者生活協同組合専務理事
香川公一 兵庫県高齢者生活協同組合理事長
鎌田三枝子 共同連
菅野正純 日本労働者協同組合連合会理事長
木谷勝彦 労働者協同組合兵庫県協議会代表委員
酒井大介 社会福祉法人加島友愛会就労支援部長
谷口豊基 サラリーマンOB運営委員会
津田直則 桃山学院大学経済学部教授
藤田徹 ワーカーズコープセンター事業団関西事業本部長
 
池上惇 京都大学名誉教授
大内力 東京大学名誉教授
田中学 大学生協連会長理事、東京大学名誉教授
中川雄一郎 協同総研理事長、明治大学教授
林弥富 大阪樟蔭女子大教授
播磨靖夫 財団法人たんぽぽの家理事長
2003年6月吉日
2003関西協同集会実行委員会 代表 津田直則