研究所たよりWEB版(104)
2003年1月9日
菊地 謙(協同総研事務局長)
新年おめでとうございます。
と、言いつつ1/3に勝部顧問がお亡くなりになり、あまりめでたい新年でもありません。昨日、お通夜に行って来ましたが、生協や高齢協関係者など、非常に沢山の方々が参列されていました。ご冥福をお祈りします。
本年も「研究所たよりML版」をよろしくお願いします。
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●協同総合研究所 02年度第3回理事会報告
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日時:2003年1月7日(火)15:00〜17:00
会場:日本労協連会議室(大塚)
出席:<理事>中川、岡安、島村、横田、菅野、鍛谷、大野、佐藤、菊間、橋本、古谷、池田、古村、菊地(以上14名)<顧問>杉本、石見(以上2名)<オブザーバ>鈴木(労協連)<委任状>11
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【報告事項】
1.前回以降の活動報告
1)活動日誌 略
2)第2回理事会報告 略
3)協同集会について
11月23,24日に行われた、いま「協同」を拓く2002全国集会in千葉(千葉大学)について、県知事の挨拶など充実した内容の集会となった旨菊地事務局長より報告。労協連理事長・菅野氏より「協同の原理への人々の結集が高まっている」と発言。また、労協連・古村氏より「地域実行委員会の形成を通じて、より意識的な運動作りを」という意見が出された。池田理事からは「『NPO立県・千葉』というがワーカーズの位置づけをはっきりと打ち出す必要が。折角開催する以上、十分な時間をとって準備をしなければ。」橋本理事からは「良い集会だっただけにもっと多くの人が参加してもよいのでは?」との意見があった。
4)会計報告
菊地事務局長より、12月末現在、予算の範囲内で執行されている旨、報告された。
5)協同労働法法制化について
島村理事より、現状報告と1月29日(水)に市民会議の総会が開催される旨報告があった。
6)その他
・石見顧問、イタリア社会的協同組合調査(共同連主催)報告
・ワーカーズコープ・アスランの理事会報告及び出版予定
・勝部顧問逝去
・NPO法一部改正
・公益法人制度改正について
【討議事項】
2.2003年度活動方針作成に向けて
02年度のここまでの活動のまとめを報告した上で、各理事よりご意見をいただき、2003年度の活動方針作成に反映させていく事とした。
(主な意見)
・働く人の協同・利用者との協同・地域住民の協同を拡げてグローバリズムに対抗する戦略・取り組みを。具体的には、政策対案、労働者協同組合論の確立、労働運動との連携、仕事おこし、大学・大学生協との連携、社会的協同組合研究など(菅野)
・大学が地域への関心を高め、大学生協連も提起をしてきている。そこにかみ合うよう、丁寧な運動づくりを。(大野)
・「介護か協同か」でいえば、協同が必要。労働者協同組合論の確立は必要。労協はNPOの先鋭部隊。(池田)
・農林省の来年度予算で、山林での仕事作りに100億円が決まった。実際のところ森林組合は受け皿にならない。韓国のNPO事業を研究して、日本でも行えないか。(菊間)
・韓国では運動の焦点が「Social Inclusion」になってきている。イタリア・アメリカも同様。グローバリゼーションに対抗する大テーゼを。(石見)
3.その他
・ILO新勧告に関する研究会を2/2〜の週に開催する予定
・次回理事会は3月上旬を予定
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■理事会終了後、直ちに忘年会が行われました。
忘年会には、会員の柳さん、国吉さん、永戸さんなどが参加されました。
(文責:菊地)