研究所たよりWEB版(95)
2002年8月5日
執筆:菊地謙(協同総研事務局長)
ご無沙汰しております。協同総研の菊地です。
協同集会の準備、その前に法制化市民会議の大集会(9/28)の準備と、この夏も暑い中忙しい日々です。
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●ワーカーズコープ・アスラン第3回総会
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●ワーカーズコープ・アスラン 第3回総会
ワーカーズコープ・アスランの第3回総会が7/30(火)18:30〜千代田区神保町区民館で開かれ、菊地が参加しました。アス
ラン1期目の理事には協同総研から飯島前事務局長が入っており、役員改選にあたり菊地と交代することになりました。
アスランについては「協同の發見」114号のインタビューでも詳しくお伝えしましたが、倒産争議を闘った編集プロダクション
の社員の人たちで立ち上げた編集のワーカーズです。
争議を支援した労働組合の人たちと協力し合いながら、フリーの編集者やライターの人たちと版元や編集プロダクションの
関係をつくりかえていくことを目指していますが、実際には、出版不況の中、非常に厳しい状況で、総会では前年度決算が
200万程の赤字であることが報告されました。
常勤スタッフの杉村さんは、いくつかの出版企画をつくりながら、結局「売れる企画」にまで至らなかった点を反省として述べ
編集やデザインの仕事をメインに営業していく方向で次年度も頑張る決意を語っていました。
どのワーカーズでも初期は営業的な力量が脆弱な中で事業を行っていかざるをえません。現在は労働組合や争議の人的
ネットワークでの仕事が多いようですが、今後協同組合セクターやNPOなどの仕事が増やせるよう、協同総研もアスランの発
展に協力していきたいと思っています。