研究所たよりWEB版(72)

2001年12月14日

執筆:菊地謙(協同総研事務局長)

ここのところ、研究所の近所で古い住宅の取り壊し作業が進んでいて、今も石垣を壊す機械の音が大音量で響いています。ああうるさい!


 「『まちづくり』『仕事おこし』を考える市民のつどい in 函館」 報告


 ちょっと遅くなりましたが、12/9(日)に函館で行われた「『まちづくり』『仕事おこし』を考える市民のつどい」の報告です。「つどい」の実行委員会は道南ネットを中心としたNPOの人たちによって組織され、学生の姿も沢山参加していました。
 参加者は約120人。地元のゴスペルグループによるコーラスや、民主党衆議院議員金田誠一氏のあいさつなどもあり、盛り上がったようです。(私は参加できませんでした。)
 「協同の発見」12月号でリレートークの様子などを掲載する予定ですが、例によって函館新聞が当日の様子を記事にしていますので、転載します。 なお、この記事を書かれた榊山香峰子記者は、「つどい」の実行委員会や高齢協の活動もずっとフォローしてくれています。

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『函館新聞』 2001年12月11日火曜日

労働者のあり方とは…
自主活動の事例など紹介
市民のつどい

 「『まちつくり』『仕事おこし』を考える市民のつどい」(同実行委主催)が、9日午前9時半から道教育大函館校を会場に開かれた。日本労働者協同組合連合会の管野正純理事長や市内のNPO(非営制組織)関係者らが、企業以外の団体や市民の自主活動が事業に結びついた事例などを紹介。新たな「労働者」のあり方と地域づくりの方策などを考えた。
 約120人が参加。菅野理事長は基調講演で「これから労働者の意味は雇われて働く人」から自ら生きるために働く人』という社会の中での“役割”に変化する。これからは、労働者自身が仕事を起こすことは十分可能」と、労働者が出資と経営双方を担う「協同労働の協同組合」の法制化の意義を強調した。
 リレートークには、生協法人・道高齢者協同組合道南地域センターの我妻員寿代表、障害者福祉団体・函館すぶれっとの佐藤尚子代表、NPO法人・福祉サービス協会わかくさの作山すみ子理事長、FMいるかの杉田圭夫統括ディレクター、北海道労働者協同組合の田中鉄朗専務理事の5人が参加。それぞれの活動を報告しながら「障害者でも光が楽しめるよう函館の街を整備してはどうか」(佐藤さん)「函館の潜在的な魅力や交流のある他都市のことを、一層身近に感じてもらえるような情報を発信するのが使命」(杉田さん)などと述べた。

【以下のキャプション付きで写真も掲載されています】 
新しい仕事おこしの可能性などを語ったリレートーク

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『函館新聞』のWEBサイトは、以下です。
なお残念ながら、この記事はWEB上では読めないようです。
http://www.hakodateshinbun.co.jp/


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