研究所たよりWEB版(52)
2001年5月14日
執筆:坂林哲雄(協同総研専務理事)
5月12日(土)「子育て支援センターづくり」の打合せ会を行いました。北部第2事業所の保育士の方々も参加し7月のシンポのイメージがぐっと進みました。
5月12日 「子育て支援シンポジューム」実行委員会
<伝え合ったこと>
*書籍紹介
「地域から生まれる支え合いの子育て」
「不思議のアトムの子育て」 を紹介
*先回決めたシンポの取組報告
・板橋区から「子育て支援センター」の山口さんが出席
「シンポの内容は区としても賛同できる」「専門的な話よりも具体的な悩みが出せるような企画にして欲しい」
・アトム共同保育所の山本健慈先生が出席
・汐見稔幸先生は都合で当日参加できず。
*会場は未決
*新情報
板橋区に公設民営の保育所計画があることが判明。
社福法人への委託を検討中らしいが、是非立候補したい。
<話し合ったこと>
初めての参加者もいたこと、山口さんの提起もあったことで再度シンポのねらいや企画内容について、議論を行った。
親の具体的な悩みはいろいろある。
「子どもが部屋で遊ぶと床を下からドンドンと叩く音がする。どうしたらいいだろ
う」
「地方出身で親戚が近所にいない。いざという時預けるところがない」etc
全てに応えることは無理。
そういったことが相談できる場が必要だというふうになったら、シンポの狙いは成功
ではないか?
話し合うとなったら「分散会」だが、これは時間的も能力的に無理。
「10年保育士の仕事をして、5,6年目から保育が楽しいと思えるようになった。この楽しさを伝えたいと思う」
その中からシンポのタイトルや企画内容を次のように考えた。
<取り合えず決めたこと>
*シンポジュームのタイトル
「伝えあろう、語り合おう、子育ての楽しさを 〜 子育てでブレイクタイム 〜 」
最初は「地域」という言葉を入れようとしたが、全てがこの言葉で収斂されしまい、中身が伝わらなくなっているのではないか。「地域」への参加を強要?されるようで、どこか重たく受け止めてしまう。という意見も合って、タイトルはやわらかくなりました。
*記念講演 山本健慈さん(和歌山大学/アトム共同保育所)
「子育てをめぐる現状をどう克服するか
〜アトム共同保育所の取組から〜」
*特別報告1:板橋区子育て支援センター所長山口さん
「板橋の子育て事情と行政の取組/NPOの子育て支援への期待」
*特別報告2:あざみ所長 石郷岡しずかさん
「ベビーシッター業務から地域の子育て支援センターへ」
*会場の父母への質問「みんなで考えよう子育て」
会場の父母へ「イエス・ノー・クエスチョン」
設問は事例などから次回考える。
これを素材に参加者のパネリスト間で議論を進める。
ねらいは、父母の参加意識の啓発
*当日の会場は「産文センター」などの公共施設で北部第2に一任
*広報への掲載には区の後援を含めて依頼する
*次回検討課題
1.典型事例の調査
2.渋谷での企画と私たちが取組みたい子育て支援センター
3.質問事項の検討
4.チラシ(案)
5.組織されていない母親をどう会場に誘うか?
6月2日 2時〜5時 日本労協連・小会議室(大塚)
関心のある方の参加を歓迎します。