研究所たよりWEB版(46)
2001年3月15日
執筆:坂林哲雄(協同総研専務理事)
昨日やっと3月号の編集が終わり、印刷所に版下原稿を届けることができました。「編集後記」と「目次」を掲載します。所報が届くのを楽しみにお待ちください。
第105号 2001.3
<巻頭言>
21世紀の協同運動を担う若者への期待 中田宗一郎
2
<講演>
「これからの福祉と地域づくり〜社会福祉基礎構造改革をめぐって」
佐藤進
4
<研究会報告> モンドラゴン協同組合企業から何を学ぶのか
モンドラゴン最新事情 石塚秀雄 14
ビデオ解説
玄幡真美 19
書評:「協同組合企業とコミュニティ」 角瀬保雄 22
書評:「協同組合企業とコミュニティ」
津田直則 24
<海外論文&レポート>
サンフランシスコ・ベイエリア協同組合・NPO訪問
玄幡真美 26
<協同集会から>
「居住福祉を学ぶ」第12分科会
梶原正樹 32
<協同のひろば>
「協同する力」 それを生かす組織を
矢吹美樹 42
規制撤廃後をにらんだ動き 高野 修 46
教育現場で、学生主体の「協同労働」の芽生え
田中夏子 48
<研究会報告>
EUの雇用戦略2〜協同組合または第3システムの地位を軸として
島村博
50
<労働者協同組合物語(3)>
コミュニティ実験とオウエン主義協同組合運動 中川雄一郎
63
編集後記
モンドラゴン協同組合についての研究会を久しぶりに行いました。コミュニティ事業(企業)としてのモンドラゴンという新しい理解に加え、海外生産など含めた飛躍的な拡大戦略のあり方に議論が集中。石塚秀雄さんの「モンドラゴン最新事情」の他に「ビデオ解説」を掲載しました。モンドラゴン協同組合をご存知ない方はそちらを最初に読まれることをお奨めします。▼佐藤進さんの講演で印象に残るのは「施設がよくなることより地域を良くしたい」というその活動です。施設の閉鎖・社会福祉法人の解散も辞さずという考えに驚きました。素人にも良く理解できる話で社会福祉基礎構造改革を解説されています。▼昨年末から日本労協連の国際部に勤務する玄幡真美さんに、アメリカ西海岸での調査レポートを書いて頂きました。モンドラゴンの創設者から命名された「アリスメンディ」2号店のことや労働者協同組合でつくるフードコーポ「レインボーグロッサリー」が登場します。97年の調査レポート(所報82号)と読み比べてみてください。▼協同集会から記憶に留めておきたい報告を一つ掲載しました。第12分科会で報告された「居住福祉」です。当日使われた表(OHP)が都合によって幾つか掲載されていませんが、読んで頂ければ十分内容はわかると思います。その点やや配慮を欠いております。ご容赦ください。(坂林)