研究所たよりWEB版(90)

2002年5月1日

執筆:菊地謙(協同総研事務局長)

先週より、NHKの番組制作会社、NHKエンタープライズというところから何度も電話があり、問い合わせを受けています。

当初は、イタリアのレガ・コープについての情報収集で、「協同の発見」のバックナンバーを紹介し、日本労協連菅野理事長を紹介しました。

しばらくすると、また電話があり今度はアメリカのワーカーズコープについて知りたいとのこと。今度は労協連国際部の玄幡さんを紹介しました。

昨日(4/30)は菅野さんへの聞き取りも行ったようなのですが、帰りに若いディレクターの方が研究所に資料収集に来られました。

よく話を聞くと、NHK BS-1の番組で、4月から始まった「世界潮流2002」という番組で、グローバリゼーションが拡大する中で、働き方の未来像を考えるといった文脈で、レガ・コープとアメリカのワーカーズ・コープを取り上げるのだそうです。

なぜ、レガやアメリカのワーカーズなのか聞いたところ、内橋克人さんに取材して紹介されたということです。番組のレポーターは作家の辺見庸氏で、イタリアとアメリカ西海岸に取材に行くとのこと。

とにかく、かなりあわただしく準備をして、海外へはこれから取材に行き、6/29が放送日だそうです。研究所では98年に坂林さんと大谷さんなどが調査に行ったカナダ・アメリカの報告書と、田中夏子さんの「協同の発見」にのせたイタリア社会的協同組合のレポートのコピー(!)を購入していきました。

これらを反映して、どんな番組になるかはお楽しみですが海外のワーカーズ・コープだけを取り上げた番組は見たことがないので、注目です。現地取材の資料等もぜひこちらに下さいとお願いしておきました。

放送時間等詳細がわかりましたら、またお知らせします。



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