研究所たよりWEB版(88)

2002年4月11日

執筆:菊地謙(協同総研事務局長)

菊地です。
暖かくなったり寒くなったり、気候が不順だと体調もすぐれません。岡安専務はフィリピンの協同組合連合会の会議に強行日程で参加。熱帯の日差しを浴びて褐色の肌で昨日帰国されました。

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第2回高齢化に関する世界会議(スペイン・マドリッド)
Second World Assembly on Ageing

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 「協同の發見」2001年12月(No.114)で、協同総研常任理事の横田安宏さんが報告をされた、「第2回高齢化に関する世界会議」(4/8〜12)が、現在スペイン・マドリッドで開催されています。

 1982年の第1回世界会議から1999年の国際高齢者年を経て、今回の第2回会議に至る経過とその課題については、横田氏の記事をご参照いただくとして、4月10日付毎日新聞朝刊に、政府間会議に先行して行われたNGOフォーラムの記事が出ています。

 日本のNGO代表7団体の内の一つとして、昨年設立された「日本高齢者生活協同組合連合会」も参加しており、この報告はまた後日、所報に掲載できればと思います。ただ、第1回会議にも日本のNGO代表として参加された横田氏が直前に体調を崩されて、参加できなかったのが残念です。

 新聞記事によると、あるNGO代表の方は出発前のコメントで「国際間の交流を深め、日本の高齢者の現状を、いいことも悪いことも伝え、国連にいい戦略を出してもらい日本の政策に反映されるようにしていきたい」と抱負を語っています。

 現地では、日本の参加NGOが合同でワークショップを開くほか、スタンドを開設しているそうです。
○国連サイトの高齢化に関する世界会議のページ
 http://www.un.org/esa/socdev/ageing/waa/
○高齢化に関する世界会議のホームページ
 http://www.madrid2002-envejecimiento.org/ingles/oeneges2.htm
その他、WHOやUNFPA、国際赤十字などが、HPで会議の
模様を報告しています。


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