研究所たよりWEB版(102)

2002年11月27日

執筆:菊地謙(協同総研事務局長)

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

いま「協同」を拓く2002全国集会in千葉が終了しました。 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

堂本知事の挨拶

大内力さんの講演

第1分科会のようす

第7分科会のようす

第4分科会のようす

第8分科会のようす

第12分科会のようす

第3分科会のようす

11月23(土)24日(日)、いま「協同」を拓く2002全国集会in千葉が行われました。

両日とも(特に23日が)冷え込みが厳しく、会場の構造上建物の外で受付を行ったためスタッフの皆さんには大変な思いをさせましたが、それを上回る熱気あふれる集会になりました。

特に、初日の全体集会の冒頭に、国際千葉駅伝での挨拶を終えた堂本暁子千葉県知事が駆けつけ、力強い市民活動へのエールを20分にわたって送ってくださったことは、集会全体の性格を決定付けたように思います。現職の知事が協同集会に参加されるのはもちろん初めてのことで、会場を埋めた330人の参加者には強い印象を残しました。

当初は5分ほどの挨拶になるとも思われていたので、事前に労協関係者と10分ほど懇談し、オープニングアクトの地元の和太鼓演奏から会場に入って、挨拶するまで、約1時間弱もこのイベントに時間を割いて頂けたのは、記念講演者の堀内光子ILO駐日代表のご尽力があってのこととはいえ、主催した側としては予想外の出来事でした。

また、会場を提供して頂いた千葉大学からは磯野学長が参加し歓迎のご挨拶を頂きました。

大内力先生の基調講演「協同労働を考える」、堀内光子さんの記念講演「人間らしい仕事〜協同の働き方とディーセント・ワーク」も参加した人々に感銘を与え、続くディスカッション「生命・労働・地域の再生を担う新しい力を求めて」も初めての企画ながら、集会全体のテーマを翌日の分科会へつなぐものとなりました。

2日目の分科会は初日を上回る参加者で、12のテーマに分かれ丸1日のセッションを行いました。特に第3分科会「ケアとは何か〜ケアワークの人間的発展とケアのネットワークづくり」と第4分科会「高齢者の仕事おこしと社会参加」はそれぞれ50名以上の参加者を集め、全体でも平均30名以上、計426名の参加がありました。

分科会の内容は、詳しく述べる余裕がありませんが(というか私自身はほとんど参加できなかったのですが)、自治体関係者を積極的に報告者にお願いしたこともあり、いくつかの分科会では市民活動の実践家と行政担当者が本音を出し合い、充実した話し合いが出来たようです。詳細は1月発行予定の『協同の発見』特集号でご覧いただければと思います。

集会の告知や広報が徹底せず、最後はこの掲示板も含め協同総研の皆さんにもいろいろご協力をお願いしましたが、結果として千葉県内を中心にNPO、生協、高齢者協同組合、研究者、自治体関係者、学生と多くの方々にご参加いただけたように思います。特に会場の準備からご協力いただいた千葉大教育学部の宮本みち子先生のご尽力で、千葉大学の学生も多数参加しました。

集会終了後の「おつかれさん会」にも報告者を中心に60名の方が集まって頂き、参加者からの評価もおおむね好評で、主催者側としては一安心といったところです。実行委員会を立ち上げてから半年、反省点や失敗も多々ありますが、ともあれ無事に集会を終えることができ、この集会で得たものを次にどう生かすか(毎回ながら)大きな課題となるところです。

この掲示板をご覧の方々で、集会にご参加いただいた方々の感想もお待ちしています。集会Webサイトに掲示板をつくりました。E-Mailで直接でも構いませんので、ぜひ何かご意見・感想をいただけると嬉しいです。
■協同集会Webサイト
http://kyodo-net.roukyou.gr.jp/2002/chiba/chiba_top.htm

第6分科会のようす
第10分科会のようす

第2分科会のようす

第11分科会のようす

第9分科会のようす

第5分科会のようす

会場外のようす


「研究所たよりWEB版」目次へ|■トップページへ