研究所たよりWEB版(09)

2000年7月18日

執筆:坂林哲雄(協同総研専務理事)



7・20「労協法市民会議(準)」がおもしろくなりそう

2000年7月17日
日本労協連・労協法制定推進本部 事務局(菅野)


プラチナ・プランの足立区坂田福祉部長が講演
  −−“生活総合産業”おこしによいヒントーー


  足立区の坂田福祉部長に記念講演をお引き受けいただきました。部長は、それまで別々だった地域産業政策と福祉政策を、高齢者の生活を支えるという視点から結びつけた“プラチナ・プラン”の推進者です。
  金曜日(14日)足立区役所に資料をもってうかがい、労協の福祉事業が軌道に乗りつつあり、部長のプランのような「生活総合産業」の方向に向かっていること、「労協クラブ」などのパートナーシップづくりも進んでいることなどを報告しました。
  部長は、「生活総合産業」「ケアワーク・ドライバー」といったキーワードをメモされ、「いい流れになってきましたね」「福祉は地域密着でなければダメです」とおっしやり、「わかりました。できるだけ面白い話しをしますよ」と張り切っておられました。

出版争議解決後、労協を立ち上げ/自交総連はケアワーク・ドライバー方針に
労働者・労働組合からのワーカーズ・コーフの流れが再び


  出飯社で争議を続け、このたび勝利解決した杉村和美さんたちが、出版ワーカーズ・コープ「アスラン」を立ち上げました。労働組合運動と市民運動を結びつけることが彼女の抱負。アスランをきっかけに、出版労連の方針に正式に労協が入りました。
  タクシー労働者の労働組合、自交総連では、先日開かれた協同総研の「ケアワークドライバー」研究会の成功と熱気を受けて、この研究会を維続し、秋の協同集会には組合として「全力動員」することに。リストラの嵐に創造的に立ち向かう、労組から
の労協づくりの新たな波が予感されます。

労協法を政治の焦点に押し上げる状況が熟してきた

  中尾栄一逮捕、国民の批判を前にした「そごう税金救済」の撤回など、645兆円の借金をふくらませ、公金を食い物にする政治に対し、国民の怒りは高まっています。自民党の内部にも危機感が募り、仕事と地域の明日をひらく重要な政策の一つとして労協法案に各党が注目し始めました(詳しくは7月20日の会議で)。

  会環:明治大学リハテイ・タウー1階1011教室
  時間:連合会内労協法会議(問題提起:岡安さんなど)9:30〜12:00
      市民会議準備会13:30〜16:30(チラシ参照)参加申し込みファックスを!


「研究所たよりWEB版」目次へ|■トップページへ