2000年度協同総合研究所

第1回 常任理事会

2000年7月29日 協同総研会議室


■議案書

■議事録


■議事録


◇定刻を30分送れて議事を開催。出欠の状況は次の通り
 
出席理事  中川、大谷、菅野、坂林、飯島、岡安、堀越、古谷 
出席監事  梶 
欠 席    永戸、富沢、手島 内山、鍛谷                

◇議長は中川理事長。
◇最初に、専務よりこの間の経過報告、特に7月20日の件で菅野副理事長より報告が行われた。

<主な活動報告>
・ 7月6日労協クラブで菅野さんが講演。「地域福祉事業所」の活動を中心に労協についての理解を広める。これまでは、「高齢協は理解できるが、労協はちょっと・・・」といっていた人たちも、福祉に取り組む労協の姿にその社会的役割が鮮明になったようだ。
・ 7月10日コープ神奈川系のワーカーズコープ連絡会で菅野さんが講演。福祉のワーカーズコープでは既に500人が働いている。
・ 7月12日横浜で自作のフロン回収機の製作を全国の電気屋さんに呼びかけている下村電気を取材。フロン回収の事業化を探るのが目的。
・ 7月15日?16日 大分で日田の新三隈タクシーと下郷農協の調査が行われる。参加10名。年2回福岡での実施が高野、阿部両氏から求められる。(福岡高齢協の資料添付)
・ 7月20日に「労協法制定推進のための市民会議準備会」を明治大学で行った。参加80人。足立区福祉部長の坂田道夫さんの講演。「法案骨子」の発表(資料別紙)。
・ 所報98号の編集作業 31日の発送予定。編集体制を再検討しないと苦しい。
・ 韓国から金神父ら来日。森林保全の労働を担う労働者協同組合の設立のための調査。あわせて、韓国でのシンポジュームの企画を検討



◇引き続き検討事項の協同集会に関係する問題が提案され、名称問題や各分科会についてての議論が行われた。

<主な検討事項と結果>

一 協同集会
 研究所(会員)の研究活動にとって有意義な企画にするために、会員の積極的な集会づくりへの参加が不可欠であること。同時に、広く市民事業にとって有意義な集会とするために、実践からの企画参加が不可欠であること。とりわけ労働者協同組合に取組む実践家が具体的に突き当たる課題を克服し、次の展望を見出しうるような集会にしなければ意味がない。従来労働者協同組合が主催する集会としてその立場が不鮮明だったのではないかという批判もあった。労協法の制定運動が本格化していること、協同労働が担う地域福祉事業所が具体的な活動を始めていることなど、これまでなかったような市民的関心を広めることが可能な状況にある。

1集会の名称に関して、そろそろ集会の名称をあらためる必要があるという意見が相次ぎ、21世紀の協同を語るに相応しい名称を検討することになった。案としては、「いま『協同』を拓く」全国集会 が登場している。
集会の趣旨や会場、日時については従来どおり、スローガン若しくはサブタイトルは再検討する。 
 記念講演について、アマルティアセン教授の参加が無理になったので、「未来の仕事」の作者、最近では「21世紀の経済システム展望」の著者ジェイムス ロバートソンに依頼することを確認。
 分科会の持ち方については、4つから5つぐらいに絞って行い。これ以外に課題でどうしてもやりたいという要求が出た場合は「持ち込み企画」といういうことでやって頂くという参加型が望ましいということになる。
 案として、以下の4つが登場する。
○ 労協法とは何か
○ 労協づくりと運営
○ ケアワークの組織化と仕事おこし
○ 福祉のある町づくり

二 研究活動

三 所報の編集に関係することでは、編集体制が問題になったことと、「書評」「協同に関わる文献紹介」「労協ないで起こる新しい仕事おこしのレポート」学習教材として「やさしい労協物語」などの連載を入れる案などが提起された。

四 会員の拡大

次回に常任理事会は 8月26日

以上


文責:坂林哲雄(協同総研専務理事)

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