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特集：レイドロー報告と２１世紀の協同組合
レイドロー報告が生まれたＩＣＡ大会の歴史的位置
付表：ＩＣＡ大会のあゆみ 堀越芳昭（神奈川県／山梨学院大学）
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| 大会名 | 年次 | 開催地（国名） | ＩＣＡ会長 | 主 要 議 題 等 |
| 第 １回 | 1895 | ロンドン(イギリス) | H.E.Grey(U.K.) | 創立総会、利潤分配論争 |
| 第 ２回 | 1896 | パリ(フランス) | H.E.Grey(U.K.) | 協同とその実践的適用、利潤分配論争 |
| 第 ３回 | 1897 | デルフト(オランダ) | H.E.Grey(U.K.) | 利潤分配、協同組合組合間取引 |
| 第 ４回 | 1900 | パリ(フランス) | H.E.Grey(U.K.) | ＩＣＡ発展の意義 |
| 第 ５回 | 1902 | マンチェスター(イギリス) | H.E.Grey(U.K.) | 利潤分配、協同と平和、新定款 |
| 第 ６回 | 1904 | ブタペスト(ハンガリー) | H.E.Grey(U.K.) | 国家と協同（国家補助論争）、平和 |
| 第 ７回 | 1907 | クレモナ(イタリア) | H.Wolff(U.K.) | 農業の全国機関、卸売組合の重要性 |
| 第 ８回 | 1910 | ハンブルグ(ドイツ) | W.Maxwell(U.K.) | 協同組合の現在と未来、 新定款 |
| 第 ９回 | 1913 | グラスゴー(イギリス) | W.Maxwell(U.K.) | 平和宣言、同地域内の協同組合の共存 |
| 第10回 | 1921 | バーゼル(スイス) | W.Maxwell(U.K.) | 憲章改正、トーマ報告、オエルネ報告（ロッチデー ル原則の定型化）、ジード報告(協同組合精神による国際協同組合の原則)、イタリア問題、ロシア問題 |
| 第11回 | 1924 | ゲント(ベルギー) | G.Goedhart(Holland) | トーマ報告（協同組合間関係）、ＩＣＡの中立性、(1923年日本産業組合加盟） |
| 第12回 | 1927 | ストックホルム(Sweden) | G.Goedhart(Holland) | 消組と農業組合との関係、ヨハンソン報告(消費組合とロッチデール原則) |
| 第13回 | 1930 | ウィーン(オーストリア) | V.Tanner(Finland) | ロッチデール原則の再検討 |
| 第14回 | 1934 | ロンドン(イギリス) | V.Tanner(Finland) | ロッチデール原則の現代的適用（協同組合原則不採択）、平和と軍縮 |
| 第15回 | 1937 | パリ(フランス) | V.Tanner(Finland) | 協同組合７原則採択､スペイン問題、タナー報告（経済体制と協同組合）、（1940年日本産組脱退） |
| 第16回 | 1946 | チューリッヒ(スイス) | (代)L.Rushoime(U.K) | 国際商品交換、協同組合と公権力 |
| 第17回 | 1948 | プラハ(チェコスロバキア) | L.Rushoime(U.K.) | 経済における協同組合の国際的発展 |
| 第18回 | 1951 | コペンハーゲン(Denmark) | S.H.Gill(U.K.) | オドヘ報告（協同組合と独占）、協同組合原則（1952年全中、日生協加盟） |
| 第19回 | 1954 | パリ(フランス) | S.H.Gill(U.K.) | 協同組合の国際取引、低開発国開発 |
| 第20回 | 1957 | ストックホルム(Sweden) | M.Brot(France) | 経済と平和、低開発国開発、国際取引現時におけるマネジメント |
| 第21回 | 1960 | ローザンヌ(スイス) | M.Brot(France) | 発展途上国開発、ボノー報告（変容する世界の協同組合） |
| 第22回 | 1963 | ボーンマス(イギリス) | M.Bonow(Sweden) | オドヘ報告（経済統合と協同組合）、 ソ連、原則改正提案 |
| 第23回 | 1966 | ウィーン(オーストリア) | M.Bonow(Sweden) | 協同組合６原則採択、協同組合の構造変化、独占資本に対する闘争 |
| 第24回 | 1969 | ハンブルグ(西ドイツ) | M.Bonow(Sweden) | 現代の協同組合民主主義 |
| 第25回 | 1972 | ワルシャワ(ポーランド) | M.Bonow(Sweden) | 多国籍企業と協同組合、金融と経営 |
| 第26回 | 1976 | パリ(フランス) | R.Kerinec(France) | 協同組合間の連携 |
| 第27回 | 1980 | モスクワ(ソ連) | R.Kerinec(France) | レイドロー報告（西暦2000年の協同組合）、 協同組合間の連携 |
| 第28回 | 1984 | ハンブルグ(西ドイツ) | R.Kerinec(France) | 世界的諸問題と協同組合 |
| 第29回 | 1988 | ストックホルム(Sweden) | L.Marcus(Sweden) | マルコス報告(協同組合の基本的価値) |
| 第30回 | 1992 | 東京(日本) | L.Marcus(Sweden) | ベーク報告（変化する世界における協同組合の価値）、環境と持続可能な発展 |
| 第31回 | 1995 | マンチェスター(イギリス) | L.Marcus(Sweden) | 新協同組合原則採択、協同組合と持続可能な人間的発展、協同組合の参加的民主主義 |