2000年度協同総合研究所
第1回 常任理事会
2000年7月29日 協同総研会議室
■議案書
■議事録
■議案書<この間の活動>
7.04 労協法推進本部会議
7.05 深谷地域福祉事業所取材(坂林)
7.06 JJC国際協同組合デー、労協クラブ総会(菅野)
7.10 神奈川ワーカーズコープ連絡会学習会(菅野)
7.12 下村電気取材(坂林)
7.15-16 大分「協同の集い」(手島)
7.18 @労協連理事会(菅野)
7.19-20 労協連全国会議
7.20 市民会議準備会
7.22 協同組合学会関東部会
7.25 金神父ら5名来日(菅野)
7.26 同上(坂林) 日森(社民党)議員来所(岡安、島村)
7.27 スタッフ会議 東(自由党)議員(菅野、岡安、島村)
7.28 金神父来所
・ 7月6日労協クラブで菅野さんが講演。「地域福祉事業所」の活動を中心に労協についての理解を広める。これまでは、「高齢協は理解できるが、労協はちょっと・・・」といっていた人たちも、福祉に取り組む労協の姿にその社会的役割が鮮明になったようだ。
・ 7月10日コープ神奈川系のワーカーズコープ連絡会で菅野さんが講演。福祉のワーカーズコープでは既に500人が働いている。
・ 7月12日横浜で自作のフロン回収機の製作を全国の電気屋さんに呼びかけている下村電気を取材。フロン回収の事業化を探るのが目的。
・ 7月15日?16日 大分で日田の新三隈タクシーと下郷農協の調査が行われる。参加10名。年2回福岡での実施が高野、阿部両氏から求められる。(福岡高齢協の資料添付)
・ 7月20日に「労協法制定推進のための市民会議準備会」を明治大学で行った。参加80人。足立区福祉部長の坂田道夫さんの講演。「法案骨子」の発表(資料別紙)。
・ 所報98号の編集作業 31日の発送予定。編集体制を再検討しないと苦しい。
・ 韓国から金神父ら来日。森林保全の労働を担う労働者協同組合の設立のための調査。あわせて、韓国でのシンポジュームの企画を検討
<検討事項>
一 第1回実行委員会
(仮称)「いま『協同』を問う」全国集会
(議 題)
1.集会の趣旨
スローガン:「市民発“仕事おこし新時代”に問う 私たちの生き方・働き方」
コンセプト:
1)若者から高齢者まで――協同のまちづくり・仕事おこしを考える
――協同の働き方・経営のしくみをどうつくりだすか
2)公的介護保険元年――非営利協同セクターはどこまで来たか
――市民がつくる新しい福祉像:その中間決算を社会に報告する
3)市民事業(コミュニティビジネス)を促進する協同組合法制を求めて
――労協法をはじめとする、仕事おこし・地域づくりの社会システム
2.集会の日程、会場
東京学芸大学 芸術館(500人) 分科会会場 教室13室
3.集会の内容
記念講演 ジェイムス ロバートソン(仮)
分科会 10程度を想定
研究所(会員)の研究活動にとって有意義な企画にするために、会員の積極的な集会づくりへの参加が不可欠であること。
同時に、広く市民事業にとって有意義な集会とするために、実践からの企画参加が不可欠であること。
とりわけ労働者協同組合に取組む実践家が具体的に突き当たる課題を克服し、次の展望を見出しうるような集会にしなければ意味がない。従来労働者協同組合が主催する集会としてその立場が不鮮明だったのではないかという批判もあった。労協法の制定運動が本格化していること、協同労働が担う地域福祉事業所が具体的な活動を始めていることなど、これまでなかったような市民的関心を広めることが可能な状況にある。
二 研究活動
当面の目標が協同集会の成功にあるので、協同集会を半期の目標にして研究活動を企画する。
(1)労働者協同組合の法制研究と制定運動
市民会議の発足へ向けた活動と法案内容の検討を行う研究会を行う。
集会の中では「労協法とは何か」という誰でも学べるような基礎的な企画を準備して、多くの参加者に理解を広げるようにする。
緊急シンポ「筑豊の復興と労協、労協法 〜地域からの発信〜」 函館、石巻etc
(2)協同の思想と戦略
ICAのカナダ大会などに見られるように、オルタナティブな存在としての協同組合がグローバル化する経済に対して打出され、特に仕事おこしが重視されており、労働者協同組合は世界的な関心の的になっている。集会では??
1. レイドロー報告から20年 9月30日
2. コミュニティコープの思想(仮) 10月
(3)協同経営論をどう深めるか
「協同の経営とは」センター事業団はもちろん、他のワーカーズコープでも模索が続いている。協同経営論を深めることは「法制」にとっても決定的である。様々な切り口があると思われるが、労働者協同組合の現場たらんと取組む実践者の取材を通じて、これまでの労働者協同組合の経営を明らかにして、協同経営論にアプローチすることを始める。その最初の集約の場を集会の企画として実施する。
(4)地域づくり・仕事おこし研究
1.地域福祉事業所の研究
地域福祉事業所の課題を深めることが非常に重要になってきている。東京では17箇所の地域福祉事業所が活動を始めている。核となるケアワークは勿論のこと地域の中で担うべき役割は多様である。
●公的介護保険への提言
●ケアワーカーのサポート及びスキルアップへの政策提言 介護者ネットワーク
●地域の産業と地域福祉(事業所)
●高齢者への配食サービス事業
●福祉住環境
●ケアワークドライバー 9月8日第2回研究会
2.中小企業、商店街の活性化とコミュニティ
3.教育をどういう切り口で考えるか
・地域のもつ教育力(千葉の例)と協同労働、市民事業
・三鷹の実践
・武蔵野外語学院での取組
4.文化活動
・映画がになう地域の再生(深谷のシネマワーカーズ、宮古の映画生協)
5.環境
・環境と協同事業(滋賀の環境生協の例、エコテックの経験、CEF)
・フロン回収の事業化
・企業とのコラボレーション(市民や協同の関わり)
・環境運動・事業とコミュニティ(ジュオン、森は海の恋人)
6.中山間地
7.地域通貨(Lets)
三 所報の編集
会員間の相互交流誌ということから出発すれば、会員が制限されたスペースとはいえ、自由に発言できる所報である。しかし、この点で会員の積極的な企画が持ち込まれることがないので、毎回事務局会議の議論を経て、編集者の責任でつくっている。
<柱など>
特集---労働者協同組合運動を中心に、市民が担う仕事おこしに関わるテーマ
1.研究会、集会の記録
2.労協運動、市民事業にとって重要なテーマ
4月号 「環境ビジネスの可能性を探る」
5月号 「挑戦 ケアワークドライバー」
6月号 「労協法制定推進のための市民研究会」
7月号 「コミュニティケアを担う」
8月号 「協同労働と21世紀の協同」
9月号 「レイドロー報告と21世紀の協同組合」
連載
1.労協法制定を今こそ 2.海外報告と海外事情 3.コミュニティケアを担う
4.協同のひろば---協同労働に関係するまとまった報告
5.会員のひろば---会員の活動紹介 書評も
6.センター、労協連、研究所たより
7.JICRORG もっと情報化
論文は随時掲載
<改善したい点>
○労協現場レポートの増
○座談会(難しい話題をやさしく、様々な議論を一挙掲載)
協同集会の各分科会テーマ毎の座長を中心とした座談会。集会前に論点を提示する。
○教育に関わるテーマ
○誤字脱字の改善 ○読み安い紙面づくり
<今期の予算>
印刷費 270万 版下作成120万 発送費50万 総計340万
取材費は特に計上なし
四 会員の拡大 300人
(1)センター事業団の所長、事務局員への加入促進を強化する。
学習の機会を保証することはセンター事業団自身にとって重要な課題だが、自ら学ぶ計画を持つことも必要である。研究所の機能がその点で十分生かされていない。日頃から学習のインセンティブが働くように多様な情報を提供し、研究会や所報などを通じた発表の場を保証する。
(2)拠点事業団の加入を促進する。
ここでも研究所の持つ教育学習機能を、どうそれぞれの活動との関係で位置付けられるかがポイントになってくる。具体的なプログラムを検討する。
五 その他
<次回> 8月26日(土)
<スケジュール>
7月29日(土)第1回常任理事会 第1回実行委員会
31日 パル赤羽取材(坂林)
8月 6日 事務局合宿 〜 7日
8日 ヒューマンケア協会(坂林)
14日 三鷹学習センター(坂林)
21日 籐さん来所
22日 労協法推進本部会議
9月 8日 Aケアワークドライバー研究会
9日 「筑豊の復興と労協、労協法」シンポ
24日(日)小樽?労協法の学習会(菅野)
30日 第2回常任理事会 「レイドロー報告から20年」研究会
10月28日 第3回常任理事会
11月24日〜25日 第1回理事会
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