【開催趣旨】

前年度に2回開催した後に、コロナ禍の影響もあり中断していた「社会的連帯経済×協同労働」研究会(座長:北島健一立教大学教授・協同総研常任理事)の第3回を開催いたします。協同総研では、2018年にスペイン、2019年にイタリアを訪問し、資本主義経済のオルタナティブとして注目を集める社会的連帯経済の実情に触れてきました。労働者協同組合(ワーカーズコープ)の事業・運動は、社会的経済組織(協同組合)であるとともに、連帯経済を推進する組織であり、社会的連帯経済の担い手としても大きな期待が寄せられています。

第1回、第2回は、社会的連帯経済の理論を中心に研究会を開催してきましたが、第3回「社会的連帯経済×協同労働」研究会では、日本国内における社会的連帯経済のモデルとも言える2つの地域(相模原市藤野、箕面市北芝)の実践にスポットを当て、具体的な実践を通して社会的連帯経済の実装化を展望できればと考えていきます。

今回の研究会はオンラインによる開催で、参加費は無料となります。はじめて参加いただく方も大歓迎ですので、どうぞ気軽にご参加ください。お待ちしております。

【開催概要】

日 時:2020年8月8日(土)13:30~16:30

場 所:オンライン開催(参加希望者にアクセス情報を送ります)

参加費:無料

内容:

実践報告① 一般社団法人藤野エリアマネジメント

神奈川県相模原市藤野地域は電車で都心まで1時間ほどという立地ながら、今なお里山の暮らしが息づく中山間地のまち。30年以上まえから芸術家の移住を推進し、シュタイナー学園やパーマカルチャーセンタージャパンなどの新しいカルチャーも積極的に受け入れてきた。持続可能な社会への移行を目指す市民団体「トランジション藤野」が立ち上がると移住の波はますます加速。現在は、人口の約3割が過去数十年の間に移ってきた移住者である。

実践報告② NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝

大阪府箕面市・萱野地域に2001年に設立されたNPO法人。地域課題を解決する「暮らしづくり」活動の支援を行い、人と人、組織をつなぐネットワークをつくり、「誰もが安心して暮らせるまちづくり」を進めている。広場にコンテナを設置してコミュニティレストランや居酒屋を開いたり、こどもの地域通貨「まーぶ」によって、こどもたちと地域の人とのつながりをつくっている。2010年度には、 萱野中央人権文化センター「らいとぴあ21」の指定管理者となる。

【参加申込】

8月5日(水)までに、こちらのリンク先もしくは、メール等で当研究所にご連絡ください。

【連 絡 先】

一般社団法人協同総合研究所 東京都豊島区東池袋1-44-3 池袋ISPタマビル7階

Tel: 03-6907-8033Fax: 03-6907-8034 E-mail: kyodoken@roukyou.gr.jp 担当:荒井