埼玉大学とワーカーズコープ埼玉事業本部が共催した、トークイベント&ミニシンポジウムが1月25日、さいたま市のプラザウエストで開催されました。

昨年10月から、協同総研が協力し、埼玉事業本部が開講している寄付講義 「地域と出会い、 働くことを考える」 で学んだことの最終発表の場として、一般に開く形で企画され、学生40人、 地域15人を含む60人が参加。協同総研とワーカーズコープは全国10の大学で寄付講義を行っていますが、学生主導のイベントは初めて。 講義を受けた学生たちと地域の人が一緒に働くことを学び、考える時間となりました。

学生の「働くことについて〜期待と不安〜」 をテーマにしたトークイベントでは、 グループごとに報告。 自分たちの将来を真剣に考えた報告が数多くありました。その中で、 協同労働に焦点を当てた報告も。「協同労働で事業を立ち上げる人たちの話を聞くまで、 仕事はただお金を稼ぐものと考えていたが、違う面を知ることができた」「どのような環境に置かれても、 自分たちの望む環境を自分たちでつくり出していることに感銘を受けた。 協同労働を知り、 勇気を持つことができた」「地域の復興や、 職がない状態から仕事おこしをするなど、 働くということは、もっとよくしたいと思ったことのために活動すること。 不安はあっても、 自分がやりたいことをやっていいんだと期待を持つことができた」という報告がありました。

協同総研の相良事務局長はミニシンポジウムで登壇し、埼玉大学卒業生で、地域で活躍されている若者と一緒に、「働くことについて:今、なにを考えることが大切か?」をテーマに語り合いました。

埼玉大学卒業生で、現在、コミュニティ食堂そらいろを運営する小林 夕紀恵さんは、大学に入るまでは、正解のある問題を解いてきたが、社会には正解はどこにも落ちていない。常にその困難さを乗り越える力をつけて欲しいとメッセージを伝えました。

講義のより詳しい内容について知りたい方は、こちらをご覧ください。

 

(労協新聞に掲載された記事を編集して掲載します。)